2014年4月30日水曜日

今年もやりました

今年もやりました

2014/04/30保田東丸マダイ

マダイ 2枚(5.9k、2k) クロダイ1枚(2k)
ゴールデンウィークにどうしても行っておきたい獲物、乗っ込みマダイ。4月初旬に早乗りを期待して出かけたが完ボでリベンジを期しての釣行だった。完ボに終わった直後東丸に電話を入れ「gw中の平日で四隅空いてる日ありますか?」。船長「30日ならまだ両前」空いてます」。私「じゃあ右前でお願いします」。東丸の釣り座は予約順に決められるのでワタシ的にはありがたい。平日にしたのは、なるべく空いている日を選びチャンスを多くしたかったから。
当日はゆっくりした前線通過であいにくの雨。幸い午前中の釣っている時間は小雨で風もなく凪だったが、沖あがり前後にはずいぶんと風も強くなってきた。潮は5時満潮-11時半干潮の下げ潮。早朝のマズメ時が勝負かと思っていたが、船長から朝一で、「朝は多分釣れない、前半も多分渋い。後半潮が流れてきたら勝負」、のアナウンス。釣り場は保田港前の推進30-40m前後の浅場からスタート。
前半周りはポツポツと釣れていたようだがこちらは蚊帳の外。左前の方もキロオーバーをあげていた。こちらは何も釣れない時間だけが過ぎてゆく。9時を回ってノーピク、「今日もお凸か?完ボは恥ずかしいからアジでもいいから掛かって」などと弱気、負のスパイラルモードだった。
後半9時半ぐらいから潮が流れ出した。素人目にもそれまでの弛んだ潮との違いがはっきりわかる位に流れ始めた。混んでいる日ならお祭りリスクが高まるところだが、その日の乗客は全部で5人、右舷はミヨシのワタシのとなりははるか大艫に一人と合計2名の大名釣りだったので「ここからが本番」と期待が膨らむ。
底にはまだ濁りがあるようだったのと活性が高くないようだったのでガン玉で勝負してみた。下針5センチのところに2Bを付けてみたところ第一投からヒット!浅場なので最後まで気が抜けず慎重にやり取りして上がって来たのは赤くはなかったが2Kクラスのクロダイ。これでお凸は脱出。なれど「これで今日は終わりか?」と、まだまだ負のスパイラル。 ところが、しばらくして潮周りの後にまたヒット。途中ガンガン竿をたたいて来て、マダイの確信度アップ。期待値極限。あがって来たのはグッドサイズのマダイ。これで満足と思ったがドラマはまだ続いていた。
11時前に移動した後またまたヒット。今度は20Mぐらい走った。棚が23Mだったのでリールのメータは40M以上を表示。合わせを入れやり取りを開始したが、一進一退で中々上がらない。途中船長から2度ほど指導いただき、お蔭さまでなんとか水面近くまで寄せられた。リール停止後まだ6Mぐらい手巻きしなければならない(シマノフォースマースター2000の仕様)ので巻いていたら、船長から3度目の指導「手で手繰ったほうが早い」。で、道糸を手で手繰って船の中に取り込む。天秤まで手が届き残すところハリスの10Mになったがまだ暴れる。船長「アオモノかも知れない」。ちょっとテンション下がったが、姿をあらわしたのは鈍色に輝く乗っ込みオオダイ。船長にタモ入れてもらって無事ゲットすることができた。下船後の計量で5.9K。去年もこの時期メス5.4Kをゲットしているが、自己記録を1年後にクリアできた。ちなみに今日の3枚はいずれもオスだった。
仕掛け ハリス10M(元5号6M 先3号4M) ハリ 2本(下針 閂9号 上 インブライト8号 枝間1.5M 枝長25CM) ガン玉2B 天秤 ダイワ カゴ ステン缶80号穴下1上2
感想 巻上指導は勉強になった。「煽らない程度にシャクリ、道糸をすぐ巻き取る」煽らないこと、すぐ巻き取ることが重要。テンションを変えないということ。実際その局面にならないと実技指導はしてもらえないわけだから、そういう意味でも釣果以上の収穫。もう一つは仕掛けサイズ。連休初日には1.5号ハリスで大イサキ、キロクラスのハタを抜き上げた。今日は3号で5.9Kマダイをゲットできた。針サイズも8号で十分ということがわかった。ガン玉作戦が成功したのも嬉しい。こういう「読みが当たる」というのが釣りの面白さかも知れない。
もうひとつ。少し前にオオダイをばらした。原因はチモト付近でのハリス切れ。で、それ以降針の結びを2本糸でチモト編込みにしていたが今一喰いが悪い印象(まだよくわからない)。この日は内掛けのノーマルな結びに戻したが、全く問題なかった。巻上のテンションに気を付ければ編込みは必ずしも必要なさそう。

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2014年4月26日土曜日

初体験大東沖の北限イサキ

初体験大東沖の北限イサキ

2014/04/26片貝洋一丸

連休近くになると師匠と釣りの話をするのが例年のご挨拶。で、結局は師匠は伊豆方面に遠征に行くと言い、私は「行ってらっしゃい」というのが例年の締めくくりでした。伊豆は、特に東伊豆は無精、釣りヘタ、運転ヘタには行くのが難儀なのです。それがどうした事か今年は「片貝、勝浦辺りでイカかイサキどう?」とのオファー。外房ならベスポジなので「是非」、ということで勝浦は洋一丸から、イサキ-ハナダイ五目リレーの運びと相成りました。連休初日、久しぶりの釣行とあっては眠れるはずもありません、夕食後少しばかりの仮眠を取り、午前1時前には出発し、2時過ぎには片貝に到着しました。
手前の旧港の勇幸丸や二三丸の前には既にかなりの車が停まっていて、連休初日の気合いというか殺気というかそんなものを感じましたが、洋一丸に着いたら一番乗りらしく人の気配ゼロ。取りあえず師匠指示の左艫から並びにで席を確保し車にて仮眠をしていたところ、3時過ぎかポツポツと同志が集まり、師匠も3時半過ぎにご登場となり最終的に釣り人11名で出船となりました。船は大型なので片舷5-6人は相当の余裕です。河岸払いから1時間ちょっとで、大東沖の北限イサキの根とかいうところに到着しました。この日は試したいことがいくつかあって開始からそれらを実践(実験)することにしました。仮説が検証されたかどうかは定かではありませんが、結果オーライだったので自分なりのポケットにはなったと思います。
試したかったこととは、
1. 仕掛けを長くする
過去に行ったイサキは、数は出るけど型が出ずに終わっていました。大型は上にいるとか離れているとかいうらしいし、外道にマダイを期待するなら長仕掛けのほうが良さそうな気がしました。で、仕掛けを長くしてみることにしました。混雑していると長ハリスは使えないのでハリスは標準で用意して、クッションの長さで先ずは調整してみることに。最初は50cm、さらに1m、それ以上試したい場合はハリスを船で組み替えることにしました。
2. 針はムツカラー針
小物用の針はオキアミを付けるという場合以外はチヌよりムツが優れていると思っています。今回は配給エサにオキアミが付くということでしたが、訳あってオキアミは使わないことにしていたので迷わずムツ針を使いました。また、特に枝針が仕掛けに絡まないよう軽く、空針でもチャンスがあるように針はムツのカラー針9号にしました。
3. エサはアオイソメ
3本針のエダス2本のエサは限りなく海中の抵抗を少なくすることを目的にイカタン米粒サイズにすることにして、イカを持参しました。
下針のエサはアオイソメを試したくて、片貝の自動販売機でアオイソメを買って持参しました。
エサについては以前、伊戸海老丸の船長から、「イサキは何でも喰う。発砲スチロールでも喰う。もちろんオキアミでも喰う。しかし、オキアミの問題はどうしても水中で回ること。水中で回ってエダスが幹糸に絡みついてエダスの長さが短くなると、もうイサキは喰わない。ウマの出番になる。ウマがまわってきたら先ずはエダス撚れをチェックすること。」という教えを頂いていました。
それから、わたくし的には魚が釣れるかどうかは先ずエサにあり、生き餌と死に餌では雲泥の差があると思っています。そこで一番手軽な生き餌アオイソメとイサキの相性をネットでチェックしたらありました!ダイワのホムペのイサキの記事に、素人なら釣れない時はあれこれ悩まずにアオイソメ使ってみろ、と。
それと、和歌山-釣太郎さんのこの動画。アオイソメ信者になってしまいます。
アオイソメ恐るべし
ということで当日第一投目の仕掛けはハリス1.5号3mエダス25cm針カラームツ9号3本針。エサは下アオイソメショート。上二本はイカタンマイクロサイズ。クッションゴムは50cm。天秤はちょっと迷ったけどシャクリ上げも考えて普通の弓形天秤にしました。
結果は、一投目から良型イサキがヒット。その後切れ目なく釣れ続き20匹までいきました。型はいずれも良型で一番のサイズは40cm。途中同サイズのマハタも上がり、一荷もありのと、超満足でした。
20匹を超えたところで、師匠とお祭りで仕掛ロスト。仕掛けを変えようと道具箱を探したましたが、あるはずのカラームツ仕掛けがありません。なんと、カラームツの仕掛けは1組しか作ってこなかったようです。しかたがないので、市販の仕掛で再投入しましたが、アタリが遠くなってしまいました。潮目も変わり、道糸が船下に入るようになって来る、所謂潮上になり、マイターンの終了と相成りました。
わだつみの恵み、どんな魚でも、20匹を目途にしていますので、いい頃合いだったと思います。(本音は、帰ってから面倒なだけなのですが・・)
その後2匹追加してイサキの部は22匹で終了。イサキの型はウリンボ無しのいずれも良型で、これは仕掛けによるものではなく師匠が選んでくれた大東沖北限イサキのおかげです。と、師匠に感謝した上で申し上げるならば、この日は竿頭だったことと、ウマが1匹も来なかったことは、何等かの形で実験結果が出たと考えています。たぶん一番大きい貢献はエサの選択だと思います。
後半戦ハナダイ五目は、ハナダイゼロ、オオアジ10匹で終わりました。ハナダイはミヨシ側で上がっているようでしたが、イサキの部で十分満足したので、自分が釣れない時の殺伐とした気分にはならずに済みました。
沖上がり後に少し離れた船宿でラーメンごちそうになりました。オーソドックスで美味かったです。ごちそうさまでした。(マルちゃんかな?)
20140426
2014/04/26 片貝 洋一丸 大イサキ40cm(内臓処理後) デパートなら3000円