2015年4月29日水曜日

赤羽界隈 散歩

赤羽界隈 散歩

2015/04/29
発 東京駅 着 赤羽駅 

ここのところのプチマイブームにディープ系居酒屋があります。
お気に入りリストを少しご紹介すると、品川マーチャン、築地もつ好、上野大統領、御徒町かっぱ などです。
このディープ系居酒屋、調べてみると何やら聖地というのがあるらしく、下町方面では、立石、北千住、赤羽などがその代表なんだとか。

いつかは聖地を巡ってみたいと思っていたところに嬉しいオファーがありました。

「ねえ、赤羽知ってる?面白そうだよ。」
なんでも、テレビみてたら、徳光さん出演のプチ旅番組で紹介していたんだそうです。
それじゃ、行ってみようか、ということで、いつもはこの時期新緑ハイキングに行くのですがその替わりにということで遠距離散歩することにしました。

出発は東京駅、この日は天気がいいということで少し早目の8時スタート。
中央口から先ずは皇居方面、日比谷通りに出たところで右折して神田・御茶ノ水方面に向かいます。

日比谷通りまっすぐ行くと神田橋を越えた当たりから通り名は本郷通りと変わり、そのままひたすらまっすぐ歩いていきます。
小川町を抜け、駿河台の坂を上るとその先に御茶ノ水、聖橋があります。

聖橋を渡るとその先は日本有数のアカデミー通り。
湯島聖堂を横目で見る形で本郷通りを進むと東京医科歯科大学、順天堂大学、そしてその先には東京大学と続きます。

東大赤門前は、古本屋さんとかお寿司屋さんお蕎麦屋さんなどまだ昔の風情が残ってます。
その先、本駒込から駒込にかけてもお寺さんや、古くからのお店が建ち並んでいます。
本駒込を進んで、左に六義園が見えてくるとそのすぐ先は、山手線の駒込駅になります。
駒込駅を抜けると文京区から北区へ。

歩いているとわかりますが、文京区、北区という境は行政区の境界というだけではなく、時代の境になっています。
つまり、文京区は江戸の文化を由来としているのに対して、北区は明治維新以降の文化が色濃く残っています。

最初に目につくのが滝野川にある広大な古河庭園、その名の通り旧財閥古河家邸宅跡です。

またしばらく行くと、右手にこれもまた広大な飛鳥山公園が見えてきます。
この飛鳥山公園、徳川吉宗が造園した後、明治に入り渋沢栄一翁の邸宅となっています。

そして王子駅。この辺りは王子製紙発祥の地で、嘗ては日本製紙業のメッカだったところです。

と、ここまでは道なりで周りを眺めながら散策してきたのですが、王子駅から先は道がちょっとあやしくなり、東北新幹線線路に沿って歩いたので、風情とかはあまり感じませんでした。大分疲れてきたということもあります。

そんな中、赤羽手前の東十条駅の商店街で行列が並ぶ1軒のお店を発見。
様子窺うと和菓子屋さんのようで、みなさん同じものをお買い上げのようです。
お店の前には「黒松あります」という看板。

「黒松って何?」
今の時代、スマホで調べればすぐわかりますが、そこはそれ二人とも大人ですから、アナログで推理します。
「羊羹!」
「どら焼き!」
「よしっ!じゃあ勝負!」

ここから先は子供はマネしてはいけません。
でもそのお蔭で、私は臨時収入に与ることができました。
(と言っても、正しくは借金相殺ですが・・)

赤羽までは歩いて2時間ちょっとで時刻は10時半ぐらいでした。

駅前は区画整理されていて、ディープ系がどこにあるかよくわかりません。
この辺、いつもながら準備の悪いところです。
で、ここではスマホに頼ります。
「赤羽」「居酒屋」で検索。
一番に出てきたのは 「まるよし」。
これを頼りに場所探します。目印は「赤羽一番街」。

アーケードを潜ると景色が一変しました。
で、少し先にこれまた行列のお店があり、そのお店がまるよしさんでした。

まわりみると沢山お店はあるのですが、なにぶんまだ朝の10時台。
空いているお店はこことその斜向かえのチェーン系中華屋さん。

先ずは、座ろうということで、チェーン系の中華屋さんに入り、餃子とレバニラとホッピー。
私的には悪くありませんでした。

その後、さらにディープな横丁に入り、丸健水産というおでん屋さんにいきました。

この日の歩いた距離はトータルでおよそ20km。
不健康な昼飲みと併せて帳尻合ったと思います。

おでん屋なのに水産とはこれ如何に

はんぺんが名物 おや?ありませんね。




2015年4月26日日曜日

メヌケ仕立 初めての深場

メヌケ仕立 初めての深場

2015/04/25
船宿 波崎 仁徳丸
釣果 メヌケ1 メダイ1

3月の仁徳丸沖メバル五目の後、まるかつさんから同じ仁徳丸からのメヌケ仕立のご案内もらい、一も二もなく手をあげました。

ご案内の内容は道糸8号ならオモリ400号で針は5本まで、道糸12号ならオモリ500号で針10本までとういことで、持っている道具ビーストマスター9000、道糸8号900m巻きでできそうでしたので、一度はやってみたかった深場怖いもの見たさで行ってきました。

オモリの号数は尺貫法の勘定で、グラムに直すと1号は3.75g、100号は375g、
400号は約1.5kg。船釣りでもオモリの重さの目安はおよそ深さと同じです。つまり、50号なら深さ50m前後、100号なら深さ100m、今回の400号、500号というのはつまり深さ400mとか500mぐらいということを意味します。(あくまで目安ですが)
いままで使った一番重いオモリが250号で深さが250mぐらいですから一気にその倍の深さです。

少し前から、入谷の釣具屋さんに行って色々聞いたりして準備してきました。
先ず、竿。竿はガチガチの先調子の竿がいいと言われました。つまりは深場専用竿。深場で先ず大事なことは底取り、つまりオモリが400m、500m下の海底に着いたことをしっかり確認できることだそうで、柔らかい竿だとこの底どりが難しいんだそうです。

今回は持っている竿で一番固い竿を持っていきました。それでも確かにちょっと柔いようでしたが、仁徳丸の仲乗りさんにいろいろと教えてもらいなんとかやれることができました。

仕掛は幹事のまるかつさんから案内もらったスペックとほぼ同じ幹糸30号エダス16号75cm枝間1.5m針ネムリ19号捨糸12号20本針廉価版キンメ仕掛が売ってあったのでこれを買って、5本針4組に組換えて持っていきました。オモリは400号を3本。使った仕掛けは結局1組で済みました。オモリは一つ根掛かりしてロストしました。オモリは余分に持っていったほうがいいと思いますが何しろ400号でひとつ1.5kg、500号だと2kgになります。

その他いろいろ準備して、金曜深夜12時過ぎに自宅を出発、集合時間3時半の少し前に到着しました。
この日は参加8名、内まるかつさんやヘビータックルの3名さんは舳から並び、
8号リールのライト組5名はその後ろに並びました。
深場釣りは(と、言っても今回初めてですが)片舷(仁徳丸は右舷)に一列に並び、仕掛けの投入は端から順番に入れていきます。

くじ引きで大艫に決まり、仕掛け投入は私からということになりました。
もうこの時点でドキドキです。

出船まで道具を準備しながら、港で世話係していた大船長(?)に釣り方を聞きました
満留和「どんな具合にやればいいんでしょう?」
大船長「女と同じ。誘わなきゃダメ。イッヒヒ」
だそうです。
女性は苦手なのでイメージ沸きませんでしたが、道具のこととか色々教えてもらいました。エサはこれから水温が上がってくるとサンマがいいんだそうです。それも大き目サイズが。ただし、サンマは餌持ちが悪いので工夫が必要、等々。

4時に港を出ておよそ2時間で漁場に到着。その間に船長に水中ライトのことや中オモリのことなど聞きました。ライトはサメが寄り易い。けど自由判断ということでした。
先ずは余計なもの一切付けずにシンプルな仕掛けから始め、状況に応じて工夫することにしましたが、結局シンプルなままで終始しました。

漁場につく前から仕掛けを準備。磁石板に5本針をセット。持参の鯖、鮭皮、ヒイカ、クラゲベイト1/4割を適当にそれぞれの針につけ支度していました。
船長から「では始めます」の合図から少し間をおいて投入指示のブザー。

無事投入できますように! とお祈りしながら400号オモリを前方に投げると、針が次々と海中に飛んでいき、最後にヨリトリリングをリリースしてリールクラッチ切って、手を挙げて投入完了の合図ができました。
取りあえず、ホッでした。
その後舳に向かって順番に仕掛けを投入していきます。

深場釣りでは、夫々の仕掛が絡まないよう船を前に進めながら順番に投入していくのでそれぞれの道糸は船の後方に流れていく形になります。
ネットの情報などで理屈はわかっていましたが、やるのは初めて。何本もの道糸が目の前で平行になって後方に流れていきます。
船長からは「底は大体450mぐらい」というアナウンスがありましたが、500mを過ぎ、600mになってもリールが止まりません。
はっきり言って恐怖に近い気持ちになりました。

で、一旦クラッチを戻し、道糸を巻き戻し、底を取り直そうとしますが、底がわかりません。何度かやり直しますが全然だめでした。こういう時の可能性として
下でのお祭りがあります。なので、そばに来た仲乗りさんに「底取れないのであげます」と断って巻き上げました。予想に反して誰とも絡まずあがってきたので、底潮が速かったのでと思います。

その後船長から全員回収の指示があり、回収後全員オモリを500号にするようアナウンスがありました。私は仲乗りさんが100号の増しオモリをテープで巻いてくれました。

2投目は仲乗りさん、つきっきりの指導。
先ずは着底の取り方。着底はその竿の調子とそれに合わせた巻き上げ速度の調整が必要のようです。今回の竿は深場ではやや柔い感じでしたが、それでも巻き上げ速度をそれなりに遅めにすれば底どりはよくわかるようになります。
次は誘い方。基本は底トントンですが、何度かそれを繰り返して当たりがなければ、イカ釣りのように数10m巻き上げて落とし直すのだそうです。で、それで着底して糸フケ取ったら、オモリを底から切らずに数秒待つのがコツなんだそうです。

そこまで教わって、イカ釣りのような感じでやっていました。ただし、イカと決定的違うことが一つあります。それは、置竿が基本なので竿を動かして誘うとかアタリを聞くということが出来ません。(できるのかもしれませんが、重たくて私にはできません)なので、全てはリール操作と竿先のセンスです。

と、一瞬竿先を叩くようなアタリがありました。
で、聞き合わせる感じでリールを1巻き2巻きしたら、すかさず仲乗りさんから注意「巻き上げちゃだめ」だそうです。

糸を送り込んで追い乗りさせるんだそうです。その送り方は道糸の張り具合を手で掴んで計って、引くようであれば糸を出し、テンションをかけながら糸を伸ばしていくんだそうです。
指導の通りやってみたのですが、最後は根掛かりしてしまいました。
初めてのことで、慌ててリールを電動巻きしましたが、後で考えればどうせ捨て糸切りでオモリを捨てるならもう少し粘ればよかったかなと思います。

掛かった魚が赤か黒かは最後50mぐらいではっきりします。
メヌケは浮袋が膨張して、浮かんでくるので道糸が前に流れ魚がポッカリ浮かんできます。
おおっ、浮かんできました。
30cmちょっと小さいながら本命、初の深場で初メヌケをゲット。

その後も仲乗りさんからいろいろ教えてもらいました。
エサはサバ、ヒイカ、鮭皮を持っていきました。大きさは大体10-15cm位でしたが、もっと大きいほうがいいということでした。
魚が掛かってからの巻きあげスピードは船が上下した時に止まるぐらいの低速巻き上げがいいんだそうです。持って行ったBM9000で13、14,15ぐらい、さらに水深が浅くなったらさらにゆっくりにするんだそうです。

その後、メダイを1匹釣ってこの日は終了。

本命の顔を見てビギナーズラックと言うべきなんでしょうが、この日は実はエラいことやらかしてしまいまして・・・。

お祭りトラブルで、お仲間の道糸切ってしまったのです。
勿論そんなつもりは毛頭ありませんでしたし、この釣りで道糸がどれほど重要かも、またその道具のコストも承知しているつもりでした。
でも、事実は  やらかしてしまったのです。

詳細を書くと言い訳がましくなるので避けますが、ホント申し訳なかったと反省、反省です。

港ついてからも、お詫びしたのですが、
「気にしないでください。こんどビールでもごちそうしてください。」と言われました。(泣)
ご迷惑かけてホント申し訳ありませんでした。

まるかつさん初めお仲間のみなさん、ありがとうございました。
釣りの方もそうですが、色々と勉強や反省をさせていただく機会になりました。
感謝いたします。




そんなことで、深場はちょっと図に乗ったかな、という感じです。
また機会があればチャレンジしたいと思いますが、暫くは・・・・。


道具 竿 パシフィックスプリント20-60LBS
   リール BM900 8号900M巻き
   オモリ 400号途中から500号 ロスト1個
   
仕掛 幹糸30号 エダス16号75CM 枝間1.5M
   針19号5本 捨て糸12号

   捨糸は12号じゃ細すぎるといわれた。20号ぐらいでもいいとのこと。
   エダスの長さは75CM(枝間1.5M)がポピュラーなようだが、仲乗りさんはもっと短くてもいいといっていた。
これは磁石板使って仕掛けを船べりに垂らすと接続サルカンがかなり船底近くまで垂れ下がるため。
特に、風のある日は注意が必要。
仕掛巻き枠投入と磁石板投入はこの辺意識したほうがいいかもしれない。



2015年4月14日火曜日

坊主。 それが何か?

坊主。 それが何か?


当日が近づくにつれて予報が悪くなるのが、今年のお約束。
前の日11日は雨ながらも凪いでいたようですが、12日は黄色信号。
夕刻船長から電話「一応出る予定だけど、船酔い大丈夫?」
満留和「大丈夫です。」
船長「じゃ、4時集合でお願いします。」

3時に焼津のホテルを出て、途中コンビニ寄って3時半に港着。
この日お世話になったのは、焼津港貴政丸。普段はタチウオメインのようですが、春の乗っ込みシーズンは御前崎方面へマダイ漁で出船します。

間もなく船長親子が到着。
先着していたお二人常連さんが、それぞれにさっさと乗り込み両艫キープ。
私も荷物を車から降ろして、「どこ入ればいいですか?」って聞いたら、「空いてるとこ、どこでもいいよ」と言われ、左の舳2番ぐらいの場所に荷物を降ろしました。

マダイの仕掛けは長いのでスペースが広いほうが取り回しが楽です。
で、この日は荒れ模様なので舳1番は遠慮して少し後退した場所を選びました。
御前崎のコマセマダイの竿は3m60ぐらいが標準と事前に言われていましたが、そこまで長い竿は持っていなかったのもその理由です。
左右については、右利きならば右側に座ったほうが道具は使い易く、風の強い日は特にそうです。
なので、右に座ったつもりだったのですが、寝ぼけていたのか左に座ってしまいました。

その後、パラパラと釣り人到着。合計6人で、舳2番ぐらいのつもりが1番になりました。釣り人が揃ったところで出発。貴政丸さんキャビンはなく、後方のデッキスペースの左右にシートを張って波風除けした簡易キャビンに全員待機です。

焼津港から御前崎灯台前まで1時間、そこからオモリまでさらに1時間。
6時に到着すると、既に船団が形成されていて待機しています。
協定で竿入れは6時半。四半時ほど潮まわりしてスタートです。

マダイ釣りは場所場所で流儀が違うようですので、その流儀をよく知る必要がありますが、貴政丸の息子仲乗りさんから出船時にとても丁寧に説明してもらいました。

このあたりは、水深70mぐらいで、指示棚は50mぐらい。ハリスは15m(10尋)ですから針先は底から5mぐらい上になりますが、コマセで浮いて来た型物を釣るというのがご当地の趣向です。

ここ最近は潮が速いのでテーパーやがん玉2B,3Bぐらいで重めにしたほうがいいということです。軽めの仕掛けは不利なんだそうです。

スタートは上から8号2尋、6号5尋、4号3尋のテーパーに下から1mに30センチのエダスを出した2本針。針は重めということで10号にして、ハリスの下から3尋のところにがん玉を付けて投入。





その後の事で書く事は何もありません。6時半から12時過ぎまでひたすらコマセの打ち返し。

途中チャンスタイムが一瞬だけあり、同時に3枚型ものが上がりました。
この日はそれが全てでした。
右舳、右艫、左胴のみなさん。 おめでとうございます。

船長の終了宣言の後、荒れ模様の海、再び波しぶきを蹴って2時間かけて港到着。

息子仲乗りさんから、
「今日は仲間の船も厳しかったみたい。途中バタバタって来たけど、今日の潮は面舵の潮だったから。お客さんの場所一番辛かったかな。場所の有利不利はどうしてもあるからね。」

ん~。
結果論になってしまいますが、釣り座を選ぶ時、右と左を間違えたのがもしかしたら痛かったかもしれません。
出船後の移動中、簡易キャビンでみなさんと少しおしゃべりしましたが、私以外はみなさん常連さんでしたがその中でも右艫の方が最常連さんとわかりました。
この方が朝真っ先に取った場所、右艫がこの日の最有力席ですから、その対角線反対側の左舳つまり私の席は最貧席だったかもしれません。

しけ模様の中、ロング仕掛けの取り回しや船の上での仕掛けの組み直しなどはそれなりの手際でできたので、救い、収穫はまあそんなところです。

4時出船往路2時間、坊主釣り6時間、復路2時間、その後車で帰路となるも東名の御殿場から先延々と渋滞。

まっじ、疲れました。

駿河なるオモリの沖のマダイ釣り 水合わずんや我は房総


なんのこっちゃ?

2015年4月9日木曜日

真鯛 4/12スタート (準備編)

真鯛 4/12スタート (準備編)


桜もそろそろ終わり、海も春本番乗っ込み真鯛の季節。
釣れないながらもコマセマダイは好きな釣りのひとつです。
今週末、静岡方面に御用ができたので、それではということで今季の皮切りは駿河湾オモリ方面ということに。

仕掛けはハリス4号15m「以上」、針は9号10号とのこと。
「以上」ってどれぐらいまで考えればいいですか? と、訊ねると「テーパーにして、その時の状況で伸ばせばいい」とのこと。つまり、小型のサルカンを介してハリスをテーパー仕様で繋いでおき、状況に応じて上サルカンにさらに糸を足せということのようです。船上での針結び、仕掛け作りは現在私の上達課題になっていますので、これもひとつの楽しみです。

ビシは100号ということでしたが、棚を聞くと40m前後ぐらいということでしたので、80号では?と聞いたらばそれで構わないとのこと。「いつも使っている道具でいいですよ」
関東近辺のマダイビシは、ほぼ80号ですので、100号となるとビシも竿の調子も誂えなくてはならないかと思っていましたのでこれは助かります。






コマセマダイを始めたのは、釣りを始めて1年足らずの頃、熱海に行く御用がありそのついでということで、ご当地の「かろうや丸」に乗ったのがきっかけでした。

予約入れたら一人目だったらしく「何釣ります?」って聞かれましたので「なんでもいいです」って答えたら「なんでもいいっていわれると困っちゃうなぁ。じゃタイやりますか?」ということで初のマダイ釣りになりました。

道具は勿論オールレンタル、仕掛けは釣り具店で購入したものを参考に自作していきました。

船に乗り渡された竿は3mを超すムーチングロッド。バットにコルクが巻いてあり後から調べてたぶんマミヤのキャロナックだと思いますが、(マダイっていうのはこういうペニャペニァ竿でやるんだ!)という新鮮な発見をいまでも覚えています。

でかいステン缶を渡されて、「コマセは一つまみ入れればいいから。沢山入れると釣れないよ」と教えてもらいました。これはいまでも守っているやり方です。
コマセを撒きすぎると違う魚が掛かることが増えるような気がします。

初島沖まで出て、スタート後ぽつぽつとアジが釣れます。マダイなんて釣れると思っていませんから、アジでも満足していましたが、そろそろ終盤に差し掛かる頃、船長から「後は満留和さんだけなんだけどな」といわれました。

この日は私を含め釣り人5人でしたが、私以外は常連さんで、その内の一人は年間100枚以上釣り上げる剛の者とか。
気が付くとみなさん、心配そうに私を見ています。

隣の方から「竿はあんまり動かさないほうがいいよ」とアドバイスをもらい置き竿でがまんしていると、しばらくして竿先がググンと海中に刺さりました。

「慌てないで」とか「ゆっくり」とか応援の声は聞こえますが、それは無理です。
初めての経験、今から考えるとやや強引に巻き上げました。
リールから糸が出るとスプールを指で抑えたり、今考えると絶対やっちゃいけないことをやりながら、それでも魚は上がってきてくれました。
強引に上げた証拠にマダイ針が半分位伸されていました。

1kgを超すりっぱなタイに感激、持って帰って食べて感激でした。






あれから、釣行は重ねていますが、未だ入口でウロチョロしている状況。
釣果は中々上がりませんが、面白さは回を重ねる毎に大きくなります。







さて、どうなりますことか。

2015年4月6日月曜日

イカ修行 ヤリイカの部今季終了

イカ修行 ヤリイカの部今季終了

2015/04/05
船宿 浦安 吉野屋
釣果 ヤリイカ14杯 スルメ2杯

4月に入り、そろそろヤリイカもシーズン終盤。
何となくわかりかけてきたヤリイカ釣りのおさらいをして、今季ヤリイカ修行の部修了ということで、吉野屋に行って来ました。

ヤリイカ釣りというのは、大流しで仕掛けを入れればゾロゾロと付いてくるという美味しい日も稀にはあるようですが、大概はラン&ガンつまり船が走り回って模様を見つけ急ブレーキ、一斉投入、「はい、上げて」でまたラン、走り回るの繰り返しが普通です。
(私の経験上の話ですが)

走る時間が長いと投入回数はそれに逆比例する形で少なくなります。
正確には分かりませんが、仮におよそ投入回数20回とすると、束釣り(100杯)するためには、毎回の投入でイカを5杯以上あげなければなりません。

言い換えると、20回の仕掛け投入機会に対して、何回イカの当たりを取れるかというテクニックと、その後に追い乗りゾロゾロさせられるテクニックの掛け算がその釣り人の釣果期待値ということになります。

私の場合、最初の当たりを取れるかどうかのテクニックは良くて2回に1回つまり0.5、追い乗りテクニックは未だ未開発で1から2ぐらいですから釣果期待値は10から20凸凹で、実際そんなものです。

今シーズンは先ずきちんと当たりを取れるテクニック向上ということで色々取組ました。中心的なのは着底乗り重視、乗らなかったら巻き落としです。
まあ、単純ですが、基本徹底で釣り方は少し安定してきたように感じます。
それから、直結放棄です。
サバがツノを咥えるのが嫌で直結指向でやっていましたが、直結は束釣りレベルまで封印することにしました。
(と、いうことは生涯禁じ手ということになりますが)

そして、今季中に確認しておきたかったのが追い乗りテクニック向上です。
やり方は中錘の使用。
中オモリについては、功罪が色々とあるようで、ネットで調べると「無くてもいい」が主流のようです。
私の場合、中おもりつけると当たりがわからなくなるという下手から付けないでやっていたのですが、追い乗り多点掛けにはやはり中オモリ必須ではないかと確認したかったのが今回のテーマでした。

多点掛けのイメージは、先ずは着底前後仕掛けが一斉にイカの目に入る瞬間でこれはどの仕掛けも平等のチャンス、次は中おもりを使ってやや弛ませて仕掛けを動かし送り込むタイミング、その次は少し上げて中オモリを動かし幹糸の動きでツノを踊らせる。
最後、1杯乗ったら我慢とお祈りをして竿を上下に動かす、というイメージです。

前置きが長くなりましたが、今回は(も)貧課ながら、テクニック上達というテーマでは首尾よくいったと思います。

トップ30杯と低調で、常連のみなさんが「今日は難しかった」口々にぼやく状況で16杯ですから評価欄は「初級ながら技術向上の兆しあり」だったと思います。

サバの猛攻があったり、前回から使いまわしの仕掛の幹糸が切れたり、いろいろとトラブルもありましたのでまだまだ改善余地はありますが、やっとヤリイカ釣りがどんなものか分かってきたような気がします。

この日の多点掛けは2杯から最高5杯でしたが、いままでのたまたま乗っていたから、この日は乗せたという感触を持つことができました。

これで、今季のヤリイカ修行は一旦履修終了ということにします。

これから初夏にかけては真鯛強化期間の予定です。
それから、マルイカ修行も妄想しています。

お誘いいただいた錘400号(約1.5kg)の未体験深海ゾーンももうじきです。