メヌケ仕立 初めての深場
2015/04/25
船宿 波崎 仁徳丸
釣果 メヌケ1 メダイ1
3月の仁徳丸沖メバル五目の後、まるかつさんから同じ仁徳丸からのメヌケ仕立のご案内もらい、一も二もなく手をあげました。
ご案内の内容は道糸8号ならオモリ400号で針は5本まで、道糸12号ならオモリ500号で針10本までとういことで、持っている道具ビーストマスター9000、道糸8号900m巻きでできそうでしたので、一度はやってみたかった深場怖いもの見たさで行ってきました。
オモリの号数は尺貫法の勘定で、グラムに直すと1号は3.75g、100号は375g、
400号は約1.5kg。船釣りでもオモリの重さの目安はおよそ深さと同じです。つまり、50号なら深さ50m前後、100号なら深さ100m、今回の400号、500号というのはつまり深さ400mとか500mぐらいということを意味します。(あくまで目安ですが)
いままで使った一番重いオモリが250号で深さが250mぐらいですから一気にその倍の深さです。
少し前から、入谷の釣具屋さんに行って色々聞いたりして準備してきました。
先ず、竿。竿はガチガチの先調子の竿がいいと言われました。つまりは深場専用竿。深場で先ず大事なことは底取り、つまりオモリが400m、500m下の海底に着いたことをしっかり確認できることだそうで、柔らかい竿だとこの底どりが難しいんだそうです。
今回は持っている竿で一番固い竿を持っていきました。それでも確かにちょっと柔いようでしたが、仁徳丸の仲乗りさんにいろいろと教えてもらいなんとかやれることができました。
仕掛は幹事のまるかつさんから案内もらったスペックとほぼ同じ幹糸30号エダス16号75cm枝間1.5m針ネムリ19号捨糸12号20本針廉価版キンメ仕掛が売ってあったのでこれを買って、5本針4組に組換えて持っていきました。オモリは400号を3本。使った仕掛けは結局1組で済みました。オモリは一つ根掛かりしてロストしました。オモリは余分に持っていったほうがいいと思いますが何しろ400号でひとつ1.5kg、500号だと2kgになります。
その他いろいろ準備して、金曜深夜12時過ぎに自宅を出発、集合時間3時半の少し前に到着しました。
この日は参加8名、内まるかつさんやヘビータックルの3名さんは舳から並び、
8号リールのライト組5名はその後ろに並びました。
深場釣りは(と、言っても今回初めてですが)片舷(仁徳丸は右舷)に一列に並び、仕掛けの投入は端から順番に入れていきます。
くじ引きで大艫に決まり、仕掛け投入は私からということになりました。
もうこの時点でドキドキです。
出船まで道具を準備しながら、港で世話係していた大船長(?)に釣り方を聞きました
満留和「どんな具合にやればいいんでしょう?」
大船長「女と同じ。誘わなきゃダメ。イッヒヒ」
だそうです。
女性は苦手なのでイメージ沸きませんでしたが、道具のこととか色々教えてもらいました。エサはこれから水温が上がってくるとサンマがいいんだそうです。それも大き目サイズが。ただし、サンマは餌持ちが悪いので工夫が必要、等々。
4時に港を出ておよそ2時間で漁場に到着。その間に船長に水中ライトのことや中オモリのことなど聞きました。ライトはサメが寄り易い。けど自由判断ということでした。
先ずは余計なもの一切付けずにシンプルな仕掛けから始め、状況に応じて工夫することにしましたが、結局シンプルなままで終始しました。
漁場につく前から仕掛けを準備。磁石板に5本針をセット。持参の鯖、鮭皮、ヒイカ、クラゲベイト1/4割を適当にそれぞれの針につけ支度していました。
船長から「では始めます」の合図から少し間をおいて投入指示のブザー。
無事投入できますように! とお祈りしながら400号オモリを前方に投げると、針が次々と海中に飛んでいき、最後にヨリトリリングをリリースしてリールクラッチ切って、手を挙げて投入完了の合図ができました。
取りあえず、ホッでした。
その後舳に向かって順番に仕掛けを投入していきます。
深場釣りでは、夫々の仕掛が絡まないよう船を前に進めながら順番に投入していくのでそれぞれの道糸は船の後方に流れていく形になります。
ネットの情報などで理屈はわかっていましたが、やるのは初めて。何本もの道糸が目の前で平行になって後方に流れていきます。
船長からは「底は大体450mぐらい」というアナウンスがありましたが、500mを過ぎ、600mになってもリールが止まりません。
はっきり言って恐怖に近い気持ちになりました。
で、一旦クラッチを戻し、道糸を巻き戻し、底を取り直そうとしますが、底がわかりません。何度かやり直しますが全然だめでした。こういう時の可能性として
下でのお祭りがあります。なので、そばに来た仲乗りさんに「底取れないのであげます」と断って巻き上げました。予想に反して誰とも絡まずあがってきたので、底潮が速かったのでと思います。
その後船長から全員回収の指示があり、回収後全員オモリを500号にするようアナウンスがありました。私は仲乗りさんが100号の増しオモリをテープで巻いてくれました。
2投目は仲乗りさん、つきっきりの指導。
先ずは着底の取り方。着底はその竿の調子とそれに合わせた巻き上げ速度の調整が必要のようです。今回の竿は深場ではやや柔い感じでしたが、それでも巻き上げ速度をそれなりに遅めにすれば底どりはよくわかるようになります。
次は誘い方。基本は底トントンですが、何度かそれを繰り返して当たりがなければ、イカ釣りのように数10m巻き上げて落とし直すのだそうです。で、それで着底して糸フケ取ったら、オモリを底から切らずに数秒待つのがコツなんだそうです。
そこまで教わって、イカ釣りのような感じでやっていました。ただし、イカと決定的違うことが一つあります。それは、置竿が基本なので竿を動かして誘うとかアタリを聞くということが出来ません。(できるのかもしれませんが、重たくて私にはできません)なので、全てはリール操作と竿先のセンスです。
と、一瞬竿先を叩くようなアタリがありました。
で、聞き合わせる感じでリールを1巻き2巻きしたら、すかさず仲乗りさんから注意「巻き上げちゃだめ」だそうです。
糸を送り込んで追い乗りさせるんだそうです。その送り方は道糸の張り具合を手で掴んで計って、引くようであれば糸を出し、テンションをかけながら糸を伸ばしていくんだそうです。
指導の通りやってみたのですが、最後は根掛かりしてしまいました。
初めてのことで、慌ててリールを電動巻きしましたが、後で考えればどうせ捨て糸切りでオモリを捨てるならもう少し粘ればよかったかなと思います。
掛かった魚が赤か黒かは最後50mぐらいではっきりします。
メヌケは浮袋が膨張して、浮かんでくるので道糸が前に流れ魚がポッカリ浮かんできます。
おおっ、浮かんできました。
30cmちょっと小さいながら本命、初の深場で初メヌケをゲット。
その後も仲乗りさんからいろいろ教えてもらいました。
エサはサバ、ヒイカ、鮭皮を持っていきました。大きさは大体10-15cm位でしたが、もっと大きいほうがいいということでした。
魚が掛かってからの巻きあげスピードは船が上下した時に止まるぐらいの低速巻き上げがいいんだそうです。持って行ったBM9000で13、14,15ぐらい、さらに水深が浅くなったらさらにゆっくりにするんだそうです。
その後、メダイを1匹釣ってこの日は終了。
本命の顔を見てビギナーズラックと言うべきなんでしょうが、この日は実はエラいことやらかしてしまいまして・・・。
お祭りトラブルで、お仲間の道糸切ってしまったのです。
勿論そんなつもりは毛頭ありませんでしたし、この釣りで道糸がどれほど重要かも、またその道具のコストも承知しているつもりでした。
でも、事実は やらかしてしまったのです。
詳細を書くと言い訳がましくなるので避けますが、ホント申し訳なかったと反省、反省です。
港ついてからも、お詫びしたのですが、
「気にしないでください。こんどビールでもごちそうしてください。」と言われました。(泣)
ご迷惑かけてホント申し訳ありませんでした。
まるかつさん初めお仲間のみなさん、ありがとうございました。
釣りの方もそうですが、色々と勉強や反省をさせていただく機会になりました。
感謝いたします。
そんなことで、深場はちょっと図に乗ったかな、という感じです。
また機会があればチャレンジしたいと思いますが、暫くは・・・・。
道具 竿 パシフィックスプリント20-60LBS
リール BM900 8号900M巻き
オモリ 400号途中から500号 ロスト1個
仕掛 幹糸30号 エダス16号75CM 枝間1.5M
針19号5本 捨て糸12号
※ 捨糸は12号じゃ細すぎるといわれた。20号ぐらいでもいいとのこと。
※ エダスの長さは75CM(枝間1.5M)がポピュラーなようだが、仲乗りさんはもっと短くてもいいといっていた。
これは磁石板使って仕掛けを船べりに垂らすと接続サルカンがかなり船底近くまで垂れ下がるため。
特に、風のある日は注意が必要。
仕掛巻き枠投入と磁石板投入はこの辺意識したほうがいいかもしれない。
満留和さん お疲れ様でした。
返信削除そうなんですか~ラインカットでしたか(^_^.)
私も1度やらかしたことありますが、後味悪いですよね~
マルソータさんは、大人ですから…
今度マルソータさんとご一緒の際に、代わりにビールを
御馳走しておきますね。!(^^)!
本命確保は良かったですね。
汐留さんコメントありがとうございます。
削除併せて現場復帰おめでとうございます。
今の歴力で調子乗りすぎたかなと反省しています。
もし、ご一緒のことあればよろしくお願いします。