2016年8月23日火曜日

世間はリオ・オリンピック、満留和はアジのち・・・

泳ぎ切った君に栄光あれ!

2016/08/21 葛西 須原屋 



来週も遠出の予定なので、近場で思案。外房は台風で無理っぽいし・・。
東北のマスナタを体験して、以前からも自分は竿動かすより置き竿でお魚さんに勝手に喰ってもらうほうが性に合っていると感じていたのですが、その思いをいよいよ強くして。

東京湾で置き竿といえば、イカかアジの四隅泳がせが頭に浮かびましたが、これ、先ずは四隅取らなければなりません。次に当日船長の許可貰わなくてはなりません。基本okでも当日の状況でngになることはまゝあります。そして餌が釣れて、やっと釣りの支度が整います。

なるべく近くの宿で四隅とれそうなところと、探したらありました。
葛西の須原屋。
釣り座は前日夜7時からボードに書き込むシステムです。
恐らく近隣の常連さんを優先しているのだと思いますが、取りあえず前日7時に行ってみました。
予定どおり、1番札で右艫確保。これで翌朝までゆっくり寝ることができました。

少し早めに行って、受付すませて、アジ船の船長に
満留和「右艫なんですけど、泳がせやらせてもらえますか?」
船長「潮早いから。基本、まわりに迷惑かかることはやめてもらっているから。」
満留和「だめですか。」(トホホ)
船長「迷惑掛かんなきゃ何やってもらってもいいんだけどね。」
満留和「トラブったら、すぐ止めるということで・・・」
船長「じゃ、そうして。」
で、第二関門クリア。

許可取れたので、2本竿と重たい荷物をエッチラオッチラと運んで支度しました。
念のためにバッテリーも持ってきましたが、大艫に電源が見つからずこれも運び込みました。同船した貸竿のグループさんや、親子でお母さんとお子さんで竿1本の方からみると、このオヤジ何するんだろうと思われたかも知れません。






7時丁度に河岸を離れて、東京湾口に向かいます。1時間とちょっとかけて第二海保を過ぎたあたりでエンジンスローダウン。まわりにも、アジ船が固まっています。
「この辺からやっていきます。準備しといてください。まだ入れないでね。」
で、船団のまわりをグルグル回って、ポイントを定めて
「はいどうぞ、やってみてください。水深は30m。」

ビシを投入すると、朝一船長が云ったようにかなり流れます。
艫方向に流れたので、ポジション的には悪くないみたいと思いながら、棚を取り直してコマセを振るとすぐ魚の反応。
ちと弱めの引きだったので(小アジ? 泳がせ餌取り敢えず調達~)と思いましたが、上がってきたのは良型のキスでした。



キッスで始まった~


キスで始まった(って歌が昔ありましたね)アジ釣りでしたが、アジのやる気があったみたいで、程なくしてアジも姿をみせてくれました。
でも大きい・・。20cm超えています。
もうちょっと小さいのと念じましたが、釣れるのが大きいのばっかり。
まわりは、結構泳がせサイズが揚がっているのですが満留和は大きいのばっかり。

それと・・・、隣の方はベテランアジ師とお見受けしましたが、その隣の方がちょっと大変な方で流されるままに道糸を出し、私の目の前まで糸が空中を漂っています。
当然にお祭り騒ぎ。私は被害は少なかったのですが、この状況では泳がせなんてできません。

で、取り敢えずアジ釣りに専念することにしました。
最初の10匹は割合短時間で釣ることができましたが、そこで勢いが落ちました。
アジ釣りって1日同じパターンで釣れるということは無く(正確にいうと私はそんないい思いしたことが無く)、都度釣り方を修正していくのが上手と下手の境目みたいです。

コマセを緩くして振らずに出したり、置き竿にして待つ時間を長くしたり、あれやこれややって丁度20匹、それにイシモチ2匹を数えた当たりで、移動宣言。11時を回ったあたりで多分潮止まりだったと思います。

一番小さい、それでも20cmクラスのアジだけバケツに残して後は全員クーラーボックスに。この先小さいの釣れなかったらこれでやる算段です。

移動したのは走り水のあたり、20m立ち。
ビシ投入したら、一投目から来ました。で上げたらキープしたアジより1cmほど小型。
で、この子に決めて泳がせ開始しました。


どっちが小さいでしょう?
答え どちらも大きい





最初はアジの竿も出しましたが、いきなりアタリがあって、巻き上げると泳がせ竿も反応。アジ仕掛けにダブルのアジが掛かって泳がせ仕掛けに大絡み。
アジも取り逃がして、アジ釣りは以降封印しました。
イカ以外の魚はどんなに釣れても20匹を目処にと決めているので、欲望抑えるのにちょうどよかったと思います。

でもこの後半戦、前半にも増して当たりっぷりが良かったみたいです。
隣の方はバンバン釣っていました。その隣の方とバンバンお祭りもしていましたが。
こちらは、マターリ状態。
やること無いし、暑いし、眠くなるしということで、気まぐれにお隣のお魚にタモ入れしてあげたり、反対舷を見学しに行ったりして暮らしました。
そして最後に、封印していたアジ竿をまた出すとすぐ3匹つれました。


喰われて来いと見送ったアジですが、(途中前アタリらしき暴れは2、3度ありましたが)最後まで無事泳ぎ通してくれました。
本当は、持ち帰る予定だったのですが、あまりに元気なのでその栄誉を称え海に帰してあげました。


釣果


20匹リミットのアジ釣りを楽しくするための満留和の趣向ですから、泳がせは釣れても釣れなくてもです。
でも、今日のアジはやる気ありましたね。隣の方は多分50匹は超えていたと思います。
船宿情報では10~40匹で違う方の写真が載っていましたが・・。

帰って魚処理していたら、「今日の分だけ捌いたら、後は鱗と内臓とったら始末してあげる」というありがたいご提案をいただき、受諾することにしました。

その晩は夜中の2時までアジとお付き合いして、アジフライやら南蛮漬けやらピチット干物やらをお作りになったとか。


南蛮漬け



ナメロウ夏は胡瓜を合わせます


頭が下がります。
イシモチはさつま揚げにするそうですが、失敗しても「不味い」とは口が裂けても言えません。










道具
後ほど

釣果
アジ  22
イシモチ   2匹
キス 1匹
サメ、トラギス (さよなら)
(備忘録)

・外海の台風の影響で(波風は無いが)ウネリが気になったのでアジの竿は130号ビジを振れる中で一番柔い竿を選んだ。
途中1mぐらいのサメが掛かったが、1.75号ハリスで上まで上げることができたので柔軟性はそこそこだと思うが、それでも、置き竿ではアタリの半分ぐらいは弾いてしまった。
もう少し柔い竿が欲しくなった。
・アジが急に釣れなくなる状況は、群れの移動、潮の具合、棚や海底の状況、船全体のコマセの流れ方など色々あると思うが、ビシが動いているのを嫌っている状況もあるように思う。そばにサメなどが寄って来て警戒心が高まっていて「動くもの全てを警戒せよ」みたいな状況。
ビシが着底してからの棚取りをややゆっくり目にしたり、ビシの振り方を遅らせたり弱めたり、置き竿にして我慢比べをしたりしたら、アタリがでるようになったタイミングがあった。良くわからないけど。
・魚餌を使う時には魚の大きさ、針を掛ける場所(アゴ、カマ、背)によって針を選択する。
 (某船長の受け売り)
 今回はアジの背掛けの予定だったのでちょうどよさそうな伊勢尼14号に餌止め用のソフト蛍光玉を付けて使った。餌持ちだけはパーフェクトだった。
・夏の氷はひとつじゃ持たない。




2 件のコメント:

  1. う~ん 泳がせは難しいですね。
    アジ専門なら鴨居にいい船宿さんありますよ。
    ただ、確実に20は超えます!(^^)!

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    1. しおどめさん、どうも。
      爆釣して後始末悩むより、適当に釣って適当に遊ぶのが自分のペースみたいです。アジハモノは釣果狙いとしては期待薄なんですけど、まあそういう自分のペースに合っているという感じでしょうか・・。

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