2015年5月25日月曜日

湾フグ 白子シーズンらしいです 

湾フグ 白子シーズンらしいです 

2015年5月24日
船宿 浦安 吉野屋
釣果 ショウサイフグ 5匹 大アジ 1匹   

「今週は1回休みね」と、言われてたのですが・・・。
釣り情報誌に湾フグの記事が出ていました。何でも、白いダイヤと言われるフグの白子、手に入れるなら今がチャンスとか。
船宿釣果情報も厳しい時期に比べればかなり安定して上向いているみたいでした。

「何か、フグがシーズンみたいなんだよね・・・。」と呟いてみたら、
「えっ?釣れる時期なの? じゃ、行ってきなさい。」
やさしい、お言葉に甘えて先週の深海から一転10m未満の超浅場へ。

前の日は、一日肉体労働をやり夕方にはバタンキュー。目が覚めたのが3時、そこから、(湾フグの道具、湾フグの道具)と思い出しィで準備。
湾フグはオモリ10号(約36g)を基本としたカットウ仕掛を使います。腕の立つ方はオモリを軽くしたり、オモリの形や色をコディネートしたりするようです。

5時に宿に着き、席札ボードみたら既に結構抜かれていましたが、右舳が空いていました。駐車案内していたD船長に「フグは場所関係ありますか?」と聞いたら「あんまり関係ないと思います。お好きなとこどうぞ。」と言われ、右舳に座ることにしました。

道具下ろして車を停めて、即受付へ。吉野屋のフグ船はハイシーズンは受付順番も重要になります。受付時に渡される乗船札に受付順番号が書いてあり、2船出しの場合2船目の釣り座優先権はこの番号順となります。それと、帰りにフグを捌いてもらいますが、この順番も受付順になります。

受付のフグ船K船長にあいさつして受け取った乗船札は1番。結局この日の釣り客は全部で16人一艘出しでしたが、帰りはいの一番で帰路に着くことが出来ました。

「カットウの上に喰わせ針付けたほうがいいですか?」と聞いたら、「迷ったら付けてみてください。」といわれたので、カットウ針と食わせ針もお買い上げしました。

7時出船、1時間ほど掛けて大貫沖に到着。今の時期の湾フグはここがメイン会場となります。去年の夏、ヨリフグフィーバーで初参戦した時に比べるとまわりの船の数は大分少ない感じです。また、群が特定の場所に集中しているという状況ではないようで、終日それぞれの船がそれぞれのポイントを探る、という感じでした。

湾フグはこれで2度目、もちろん腕に自信はありませんが、1匹でいいから大きいの掛けて白子ゲットが本日の狙いです。それと、ゼロテンションで待つという釣り方やアタリの出し方など基本動作を学習するというのがもうひとつの課題。
道具は浅草釣具オリジナルフグ竿に湾フグ穂先を付けてリールはスマックに1号巻き。4号のリーダー付けてその先に食わせ針3本とオモリ10号の湾フグカットウを付けます。エサは食わせ針、カットウエサ針ともアルゼンチン赤エビです。

初回投入早々にK船長から「型出ました」コール。期待しましたが、配当なしで移動。湾フグ船はポイントに着くと船首からイカリを下ろして船をポイントに固定させて釣ります。カカリ釣りというらしいですが、一般的な話としては、舳側より艫側の方が移動自由度が上がるので艫側有利らしいです。まあ、フグの場合は腕の方が重要でしょう。

潮廻りしてイカリ下ろして再投入。
例によってタイム釣り(アタリがあっても無くても一定タイミングで小さくするどく合わせてみる釣り方)オンリーですが、アタリどころかエサを齧った痕跡も付きません。

で、作戦変更。竿を動かすのをやめて先ずは餌を齧られることを優先させることにしました。何しろ去年の夏以来のことで、感覚の記憶がほとんどありませんでしたので。
すると、暫くしてガッとアタリがでました。すかさず(の、つもりですがどうでしょう)合わせ入れたら竿先に獲物の感触が。リール巻いて上がって来たのはいい型フグ、食わせ針に掛かってくれました。その後もポツリポツリで10時半ぐらいまでに4匹。チビなしのまずまず型でしたので白子の期待高まりつつ、(今日の目標つ抜け)なんて思ったりしたのですが・・・。

結局、後半は15cm前後のチビさま1匹追加で結局5匹で終了。
船中、見渡せる範囲でいえば同じような食いが渋い状況だったようです。
因みに、船宿情報によると1~19匹。

さて、この日のもうひとつの課題ゼロテンションで待つという技ですが、なんとなくわかったような気がしました。頻繁なタイム釣りを止めたので勢いゼロテンションキープを余儀なくされましたので自分なりに色々と工夫してみて、あっ、なるほどね、というところまでいくことができました。
リール位置を両手で抱え支点にして竿尻を自由にしてやると天秤の原理で竿先のテンションが一定になります。
釣果には結びつきませんでしたが、アタリはかなりわかるようになりました。

そうそう、この日は外道が多彩でした。
私は30cm超の大アジ。7mの浅場でこんなアジがいるんですね。
お隣さんと私の後ろ左舳の方は良型のシリヤケイカ、お隣さんのお隣はなんとこれも良型のマダコ。
シリヤケイカ上がった時、仲乗りしていたD船長が「上げないで~、そのまま待って~」と叫んでタモ持って飛んでいきましたが、時すでに遅し。フグの取り込みイメージで抜き上げ取り込みした瞬間、ブシュー、一面墨だらけになってしまいました。釣ったご本人の顔が一番の被害だったようです。

宿に戻って、フグ捌いてもらいましたが結局白子はありませんでした。残念!


2015年5月19日火曜日

深場の魅力 巨大アブラボウズ BROVOOOO! 





深場の魅力 巨大アブラボウズ BROVOOOO! 

2015年5月17日
船宿 小坪 太郎丸
釣果 キンメ 1 シマガツオ 1   

前日は御用で湘南方面へ行き藤沢で宿泊。夕飯はぶらり歩いて目に留まった中華屋さんに入りましたが、料理の量が半端無く多く満腹以上。お会計済ませてお店出て改めて看板みたら「萬福楼」。あ、なるほどね。

翌朝は小坪港太郎丸へ深場エクササイズに行って来ました。
今回の選択肢は行先に合わせて片瀬から逗子の辺りまで、色々と思案してお願いしたのは小坪太郎丸。

深場はこれで2回目。前回の釣行でアコウダイ提灯行列を目の当たりにしてその魅力が強烈に残りました。
本格参入するかどうかは暫くペンディングですが、ちょうどいい機会ついでの釣行ということで釣果関係なしのお気楽エクササイズにすることにしました。

初めての船で2度目の種目、お気楽というのは語弊がありますが、仕掛けは前回の残り、道具も前回のままということで事前にあれこれ悩むのやめました、という程度の話です。
エサは、冷凍ストックしてあった前回残りの鮭皮とスルメ、それから前日地元スーパーで売っていたサンマ。
仁徳丸の大船長が水温上がってくるとサンマがいい仕事すると言っていました。

朝4時半頃小坪港に到着。
間もなく宿受付が開き、受付済ませて港に荷物移動して準備5時過ぎには船も着き釣り人も全員スタンバイ集合時間5時半を少し回ったところで河岸払いとなりました。

この日は左舷7人右舷6人の13名。私はおかみさん指示で左後ろ2番目です。みなさんの道具を観察するとリールは圧倒的にシマノの9000番。私も同じ。なんかほっとします。




太郎丸の深場はオモリ250号リール糸は8号で800Mぐらい必要です。
仕掛けの針数は5本から10本。全員に船べりマグネット板を貸してくれるのでほとんどの方は船べり投入でした。
仕掛けはみなさんそれぞれ、色々工夫なさっています。
針の飾り付け、サルカンの選択、エダスの長さなど参考になります。

1時間ほどかけて沖の瀬のポイントへ到着。潮廻りして投入指示が出ます。
投入は舳側から左右舷同時に後方に向かって順番に投入していきます。
私は左後ろから二番、順番に投入して自分の番を待つのって、昔お勉強の授業で先制から順番に当てられていった気分を思いださせます。
次は私の番。ドキドキ。
「はい、次」
「エイッ」
無事投入して先ずはホッ。

次の手順は着底取りですが、その間リール糸出しにサミングなどでブレーキをかけてはいけません。(と前回教えていただきました)なのでメカブレーキなどで、糸出し速度はバックラッシュなどしないようちょうどいい具合に調整しておく必要があります。

最初の指示底は350M。着底したら糸ふけ取って底を確認して底を切ります。

そのあとの誘いなどはみなさんそれぞれのようでした。
じっと待つ人。巻き落としで誘いをかける人。この辺からは初心者にはよくわかりませんが、この日は取りあえず巻き落としなんぞを繰り返してみました。練習ですから。

で、釣れても釣れなくても船長の合図で仕掛をあげます。これについても船によって違いがあるので要注意です。太郎丸では魚が掛かっても掛からなくても船長指示で一斉回収です。この日は「先ず右舷の方あげて」その後しばらくして「左舷の方あげて」が手順でした。
これら一連の動作、凪もよくきちんと練習できました。

釣果は期待していなかったのですが、朝の早いうちに間違ってキンメが1枚釣れました。大きいとは言えませんがまあまあの型です。

それからシマガツオ1枚。これ深場釣りでは嫌われ者のようで、この日のお仲間もシマガツオ掛かるとみなさん捨てていましたが、私は以前から食べてみたいお魚リストにこれ入れていましたのでお持ち帰りしました。

で、お土産ゲットし練習を繰り返していた中、
船長が「巻いちゃだめ。伸ばして!」とマイクで叫んでいます。
左舷2番の方、何か掛かったようです。
遠くからははっきりわかりませんが、かなり竿が伸されています。
他の全員が仕掛け回収を終え、その竿先を注目する中、残り数十mといった辺りから竿ががっくんがっくんと竿が入っていきます。かなりの大物の様子。
やがて、ゆらりと姿を現した時、まわりから口々に驚きの声が。
「アブラボだ、アブラボ」
「でけ~」
船長のギャフアシストで揚がってきたのは巨大アブラボウズでした。
遠目で20kgはあるなと思いつつ、そばに行って拝見すると少なくみても30kgはありそうでした。後刻、港着いてから釣り主さんに伺ったらなんと40kg!



狙って釣った訳ではないでしょうから、多少大仕掛けだったとしても針はムツ20号前後だったでしょう。500mの深海からよく揚がってきたものです。
前回のアコウダイ提灯行列に続き今回の巨大アブラボウズといいもの見せてもらいました。

さて、この日の太郎丸はこうして巨大アブラボウズで多いに盛り上がり、沖上がりも延長して船長さんのも頑張っていただいたのですが、船中釣果はというと、キンメ0~2枚(船宿情報)という塩梅でした。
私的には、お祭りは1度だけ、投入~回収までノートラブル、仕掛けのチェックや交換も適当に出来たので、はなまるでした。






P.S.
キンメが喰ったエサはサンマ。宿支給のサバ餌は齧られた痕跡はあった。イカは喰わず。お隣の方タコベイト付けていたが効果があるとは見受けられず。
満留和的妄想方程式
1水温上がる>魚脂(DHA,EPA)集魚効果高まる>サンマエサ効果高まる
2キンメの場合
 泳力弱い&食餌吸い込み型>エダス細いほうが有利&タコベイトは邪魔


DHA,EPAの集魚効果実験したい。

2015年5月13日水曜日

浦安吉野屋アジ

浦安吉野屋アジ 

2015年5月10日
船宿 浦安 吉野屋
釣果 アジ41匹 サメ1匹 チビシロムツ1匹   

ゴールデンウィークにかけて、真鯛が坊主となり、食の方で当てになさっていた方からも「なんか釣れるもの釣ってきたら?アジがいいんじゃないの?」とアドバイスをいただき、「それでは行かせていただきます。」ということで浦安吉野屋へアジ釣りに行ってきました。

前後の東京湾アジの状況は安定していないようで、今の流れでは、またまたパッとしない結果に終わりそうな予感アリアリの中、場所だけでもいいとこ座りたいということで早々に到着、左舷艫の札をとることができました。
夜明けとともにお店が開き、受付済ませて早々に船に移動しました。1年の中で早朝は今の時期が一番爽やか、出船前の船でのんびりするのも趣向です。

この日のアジ船は盛況で、釣り客は全部で18名、私の座った左舷の舳には吉野屋常連にして名物名人のYさんが鎮座しています。
出発が少し早かったので早々にキャビンに入り仮眠を取り、目が覚めると風の塔を過ぎた辺り。釣り座に戻り道具箱開けてガサゴソと仕掛け支度を始めたら後ろに視線を感じます。振り向いたらY名人が私の道具箱覗き込んでいます。
そして、やおら私の手にあった仕掛けを取り上げ、道具箱に入っている仕掛けも取り出し、しげしげと見ています。
しばらくじっと見てから「これ安いな、どこで買った?」
140円ほどの値札のついた2号3本針2セットの仕掛です。
記憶は定かではありませんが、安いとなればあそこしかありませんので、入谷にある釣具屋さんの名を答えました。
名人 「ふーん。」
   「これが一番いいんだよ。」
満留和「あ、そうなんですか。名人も市販の仕掛けですか?自作はなさらないん
    で?」
名人 「自作はしない。いつも船宿の仕掛け。」

この日はありあわせの仕掛け3組に自作仕掛け残り物を持ってきましたが、残りの市販仕掛け見て、
名人 「1.5号なんていらないよ。」
満留和「名人は細仕掛けは使わないんですか。船長も細いほうがいいっていいま
    すけど。」
名人 「2号で十分。3号4号だって喰ってくるよ。要するに腕。」

ということで、この後腕についてしばしインタビューしました。
色々と参考になりましたよ。
一言でいえば、良く言われるところの棚取りということになりますが、指示棚から食い棚にどうやって持っていくかという話題でした。
自分でもそうじゃないかな?と思っていたこともありましたので名人の話を参考に実践することにしました。

この日の漁場は猿島界隈、小柴沖からスタートでした。
水深は40M前後、棚は2-3Mの指示です。
名人推薦の仕掛けに、針先をケイムラコートで悪戯して、上2本は赤タン、下はイソメで投入。
1投目2投目はとにかくコマセ撒いてアジの足を止めることをイメージします。それとビシからのコマセの出具合のチェックです。

船長からの「型でたよ」コールに続き私の竿にもアタリがありました。
本日の道具は竿Aグリップネライとリールはポラリス500道糸4号です。
ゆっくり電動巻きして無事に顔を見ることができました。

そうそう、竿の話で思いだしましたが、Y名人が竿はダイワのサソイがいいと言っていました。私のネライと同シリーズのものですね。もう廃版ですが。

顔は見ましたが中々後が続きません。
少し気になったのがコマセの出方。短いインターバルで回収してもコマセが残って来ません。ビシの目が大きすぎるのかも知れません。ミンチの粒も小さいような感じでした。
なので、予備に持ってきたプラビシに変更してみるとコマセの出方はいい塩梅になりました。

この流しでポツポツと拾って15匹。
アジの機嫌はいいようですが、クラゲが湧いていて、仕掛けに赤い触手がべっとりついてきます。エダスにこれが付いていては絶対につれませんから毎回しごき落とします。イカの墨取り用の歯ブラシが道具箱に入っていたのでこれを使うと上手くいったのですが、それでも毎回のことになり手返しは大分悪かったです。
同じ海域ですが、大きく潮廻りしてポイント替えて第二ラウンド。
ここでは7匹追加。
最後はダブルで掛かったのでもう少し粘りたかったのですが、船長の移動しますコールで竿上げ、第三ラウンドへ移ります。

猿島から南下して横須賀航路そばへと、やって来ました。
船長の合図で仕掛け投入。と、仕掛けがどんどん流れていきます。水深50M指示ですが、60M近く流されます。
これは、いかんと仕掛け回収してビシを元の行燈ビシに戻します。
プラビシのほうがコマセのコントロールはしやすいのですが、早潮には流され勝ちになるからです。

で、コマセをぎゅうぎゅう気味に詰めコマセの出を悪くする感じにして再投入。
さっきよりは大分よくなりましたが、それでも糸は流れます。しかも仕掛けを投入する都度道糸が流れる方向が変わります。
原因は底潮が乱れていることと、クラゲの仕業でした。
クラゲが仕掛けに絡むとクラゲの遊泳方向に仕掛けが流されてしまうのです。

こういう状況で食わせ棚を見つけることがステップアップにつながると、一所懸命棚リサーチしました。
指示棚は3Mで変更なしですから、基準は3M。
1M、2M、3Mでコマセ振って3Mで待つ、
3Mで振って3Mで待つ。
色々と試行錯誤。さらに、竿を上げ下げしてエサを動かしてみる。

で、やっと食い棚発見。
何のことは無い、底取って2M巻いてコマセ振って3Mで待つ、という基本中の基本でした。
ただし、待つときにじっとしていてはアタリが出ませんでした。
ゆっくりと竿先を落として針を沈めてやる動作で初めて喰ってきました。
喰ってくる針は上針、中針、下針いずれもありましたので、魚が下にいるのではなく、落ちてくるエサに飛びついてくるのだと思います。
因みにこの日釣ったアジの半数はこの竿先下げの針先落とし込みで釣れました。
棚位置ではシャクリ動作より、竿の上げ下げ動作の方が有効でしたね。

これ以降は再びポツポツと拾うことが出来、2時少し前に40匹を数えたところで自主納竿。
これ以上持って帰っても始末出来ないのと赤クラゲにうんざりしていたためです。

家に帰って数を数えたら41匹。船宿情報で釣果は1-44杯だったようです。
竿頭はY名人ですから相当に善戦したと言えます。

アジ釣りは船上で状況に応じた釣り方の修正が必要となるので、下手は下手なりに奥深さを感じます。














2015年5月12日火曜日

カモシ 将軍釣り! でもビミョー

カモシ 将軍釣り! でもビミョー

2015年年56
船宿 興津 第二沖合丸
釣果 ハタ 1 イサキ 2 ウマ 1 アカイサキ 1   

この話も少しビミョーなので、アップ遅れました。
連休最後の5日6日は勝浦方面へプチ旅行、2日目の6日興津港第二沖合丸カモシ釣りに行ってきました。

1週間ほど前に予約電話入れたら、まだ予約なしとのことで船長さんからヤリイカにしますか?カモシにしますか?と聞かれ、迷わず「カモシでお願いします」。

今年はヤリイカがロングランのようで好漁が続いています。マルやムギを見合わせてヤリイカ続けている船もいるみたいで、ヤリイカ選択もありだったのですが、沖合丸なら男は迷わずカモシ勝負です。

カモシはサンマのミンチで集魚するところまでは一緒ですが、狙う魚を何にするかは釣り人の選択です。
この時期はマダイ狙いがポピュラーのようですが、内房同様今一ぱっとしない状況だったのと、2連続坊主だったのでマダイは眼中になくヒラマサ狙い1本でいきました。(と、いってもマダイ用の長ハリスは持っていきましたけど)

集合時間4時半少し前に到着。港では岸壁から竿を出すアングラーで賑わっています。集合時間に少し遅れて船長が到着。倉庫から道具を出してきて再びでていきます。沖合丸は船の係留場所と船着場が異なるので乗客は船が着くのを待つことになります。

5時に船が到着し、船長にご挨拶、どこに入ればいいですか?と尋ねると右操舵室やや後ろを指定されました。
やはり四隅は常連さんかな?と思いながら荷物を積み込み支度していたら、他の釣り人の気配の無いまま出船してしまいました。

な、なんと釣り人1名の大名釣り、いやこれはもう将軍釣りですね。

と、普通なら喜び勇むところなのでしょうが、出自貧相なれば(何か悪いことしちゃったかな?)とか(やっぱり模様よくないんだ。今日もボ?)なんてネガティブなことばかり考えてしまいます。

ここは一番邪気払いということで、お神酒で景気付けをして準備します。
カモシはコマセのサンマミンチを水で溶いたり、それをポンプでカモシ袋に入れたり、遊動天秤という普段使わない道具を使ったりと手順が少し面倒なのですが、2回目でしたが何とか恙なく準備整えることができました。

30ほどで最初のポイントに入り、投入の合図。
この日の道具がゴクスペのグラスロッドにダイワのマグマックス500 道糸6号巻き、仕掛けは12号3ヒロ。エサは支給のサンマブツと持参のヒイカ。

この釣り、一投目はカモシの出方の調子を見るんだそうでそのつもりで早目にあげてカモシの減り具合をみます。
ここで船長から「今日は何狙い?」
   満留和 「ヒラマサです。へへ」
船長  「仕掛けは?」
   満留和 「12号3ヒロです。」
   船長  「ふーん。  クッションゴム忘れてるよ。」
   満留和 「あ、いけね」
   船長  「エサは?」
   満留和 「ヒイカ持ってきました」
   船長  「じゃあ、小鯵、生き餌を仕入に行きましょう」

ということで陸の方に戻りサビキで小鯵釣りとなりました。
水深10から20mぐらいのところ。
船長から8本針サビキをもらい、40号オモリつけて投入します。
念のためサビキ針にサンマエサ付けていたら、「そんなもの付けなくても釣れる
よ」と指導。確かにサビキの場合エサを付けると糸がらみが増えたりして手間が増えるだけでした。
「しゃくったりしなくてもいいよ~」
「ゆっくり底まで落として、底まで落ちたらゆっくり巻き上げて~」
「イワシは要らないから~ アジを大事にして~」
「アジは引きが強いから、それで判断して~」

よっぽど下手に見えたのでしょう、途中実地指導もいただきました。
竿は持たずにロッドキーパーに掛けたままのほうが手返しがいいそうです。
イワシは要らないからアジを引き取ったら、イワシは手で外さず、竿を振って落とすんだそうです。
なるほど、サビキの針は返しがありませんでした。

小鯵が10匹ほど溜まったところで、
「じゃ、行きましょう~」 で移動。

再び漁場で試合再開。先ずは欲張り発想で一番大きなアジを付けて投入。
船長からは「後は、竿が入るの待ちましょう。」
模様が良くなさそうなのは織り込み済みですし、ヒラマサがそう簡単に釣れるとも思っていませんからカモシを振って、置き竿で辛抱。

途中船長から「仲間船で7キロが上がってるよ~」と檄が飛びます。

2時間ほど立ったころでしょうかすでに9時をまわって後半戦に入り、アジを小さなものに交換しました。
するとほどなくして、竿が入りました。
竿を手にして大きく合わせを入れます。いい引きですが、ガンガンくる引きではありませんので、(釣ったことありませんが)ヒラマサとは違うみたいです。

鯛?って期待しましたが、姿を見せたのはまあまあサイズキロ超えのマハタ。
本命ではありませんが、泳がせでのヒットですから私的には準本命。

船長も多分ホッとしたと思います。
「さあ、このままヒラマサ狙いで行くか、ハリス細くするか、自由ですからね~」
暗に、ハリス落として狙いもの変えたら?と言っているように聞こえたので素直にハリスを4号7ヒロ2本針に変えて、ヒイカとサンマエサにスイッチ。

と、一投目からアタリ。
引きを楽しみながら上げてくると、いい型のイサキの一荷でした。
暫くして今度はウマとアカイサキの一荷。これもいい型でした。
私的なカモシの面白さはこのサンマミンチの集魚効果です。
10時半を回ったあたりで、お土産にもなりましたし、早上がりをお願いしました。

本命リーチ出来ずでしたが、船長にも手取り足取りで教えてもらいましたし、
初めての将軍釣り、面白かったです。
でも、船長的には納得できなかったのでしょうね。
今週からは第二沖合丸さんもイシナギ狙い、大漁繁盛をお祈りします。






P。S。
サンマ、イワシ、サバ 集魚効果が高いこれら魚に共通すること。
それはDHA,EPAが含まれることです。
なかでもサンマが一番。
この辺、次の実験テーマにしようかな?


坊主は続く

坊主は続く

2015/05/01
船宿 保田 東丸
釣果 nothing


毎年この時期ゴールデンウィークのお楽しみは乗っ込みマダイ。
そう思う方も大勢いますので、狙いを定めてだいぶ前に予約入れました。東丸の席順は予約順で選べます。日にちは連休合間の平日5月1日、潮見表では大潮、電話するとその時点では予約ゼロとのことで右艫をお願いしました。

前の日夕方船長から電話で「集合時間30分早めて4時半集合でお願いします」とのこと。こういう変更って妙に期待感が高まります。明日は型かな?数かな?なんて夢見て深夜出発、1時間ほど前に港に到着しました。

ほどなく船長の軽トラ到着して荷物下ろしていきます。
その中の氷をクーラーに入れ、支度をしながら船の到着を待ちます。
この日は釣り人11人。このところ釣果が今一なので、平日ということもあり少な目かなと予想していましたが、やはりピークの演目、集客します。

全員乗船したところで河岸払い。いつもは10分ほどの港前からスタートですが、この日は一路富浦沖へ。30分ほどで到着、既に何隻か集まっている中潮廻りをして、開始の合図。

乗っ込みなのでハリスは太目4号も用意してという案内でしたが、スタートは3号7ヒロ針92本針。

と、ここから先は書くことがほとんどありません。
最後まで無反応でした。
反対側左舷では本命は1,2枚上がったようですが、こちら右舷側は仕掛を落としている途中で引っかかったサバを何人かの方があげただけで、棚でのヒットは本命はおろか外道もゼロでした。

最後は港の真ん前定置網そばでお土産狙いでしたが、延長までしてくれるもどなたも釣果なしで終了となりました。

船長によると、反応はあるけど口使わずのようです。
大潮なのに潮動かず、水温もやや低めというのが原因なのでしょうか。
爆釣はもう少し先かも知れません。

ということで、クーラーにはアジの干物が入っていましたとさ。


貧果の話題をアップすると障りがあるかも知れないので、アップは少し遅れました。
(読者は全世界3名様ほどなので関係ないといえばない