2015年2月22日日曜日

予想だにせず その2 LTキンメのはずだったのに・・

予想だにせず その2 LTキンメのはずだったのに・・

伊豆 某港 某丸
釣果 大アジ(40cm± 6匹) サバ

プチ旅行2日目は船釣り。旅行計画が先にあり、釣行はその関係で東伊豆限定でセレクトしました。釣行後の帰り運転がつらいので、なるべく小田原方面に近いところを考えましたので下田とかはNG,本音をいえば小田原早川まで戻りたいところですが、それだと何のために伊豆行ったのかわからなくなってしまいます。

今回は多少愚痴めいたことも書くかも知れませんので、その辺りにある船ということで匿名です。

事前に予約入れると、キンメは幹糸12号、エダスは6号で45-50センチ程度、ハリは10本針ネムリ針で16号ぐらい、あまり大きくなくていいとのこと。錘は250号。
キンメの模様がよければそのまま最後までキンメやるけど釣れなければメダイ狙いにする。ビシは100号、仕掛はハリス4号か5号4.5m2本針餌はオキアミ、ということでした。

キンメの仕掛はせっせと自作しました。4セット作ったので結んだ針は40本、ハリスの総長は約50mになります。
最近は仕掛つくり、あまり苦にはならなくなりましたが、作り過ぎて使わなかった仕掛がデッドストック化してしまうという問題が生じて来ていて、船で作れる仕掛けはなるべく船で作るよう訓練中です。と、いうことでメダイ用の仕掛は船で作ることにしました。

当日は4時半集合、5時出船。キンメの漁場までゆっくりと船を進め6時ちょうど開始です。出船前に船長から仕掛は餌を付けて船縁のマグネットに並べておくよう指示されてそのように。因みに支給餌は赤イカ、サバとホタルを持ち込みました。
今回気がつきましたが、胴付きの針数の多い仕掛で使う親子サルカンは重い方がいいですね。針をマグネット板に並べてサルカンとハリスを垂らしておいて置く場合、サルカンが重いほうが仕掛が絡みません。

「やってみてください」の合図で錘を目の前に投げます。針が順番に海に吸い込まれていき最後ヨリトリリングが落ちたところでリールのクラッチ切って仕掛を海の底に落し込みます。この日の水深は250m前後。

底を切って5m、7m、10mと船長が指示する棚に合せて待ちます。
1投目   反応なし
2投目   反応なし
3投目   反応なし
以下 同文

ポイントを5か所ほど回りましたが、結局船中無反応で終了。
途中から僚船と無線交信で、
 「ダメ」
 「全然 ダメ」
という声が聞こえてきてましたので、ほとんど諦めムードで釣りしていました。
餌を替えたり、まめに棚取り直したり、少し糸巻いて落し込んだり、出来ることはやったつもりですが、全くあたりませんでした。
「魚の反応あるのに 全然喰わない」って船長ぼやいていましたが、ホントですかね?
なにしろ船中ボですから。

ひとつだけ、帰ってからやり残したことに気が付きました。
水中ライト使ってみたらよかったかも知れません。サバぐらいかかったかも。

キンメ諦めて「釣物代えます。少し移動します。」の合図で移動。
電話で教えられた4号3ヒロ2本針の仕掛を作り、コマセバケツ、宿から借りた100号ビシ・天秤をセットして準備完了。少し手際が悪く、まだまだ学習が必要ですが、船上での仕掛作りも出来そうな感じにはなってきました。

「はいやって。下は100m 棚は底から10m」

ん? 10m? 高くね? ハリス3ヒロ(4.5m)なんだけど・・。

ワタシの拙い知識的には(上で食わせるマグロカツオなど除けば)ハリスの長さは棚の高さに大体合せて棚10mならハリス6mとか8mの感覚なんですけど、とちょっと不安になりました。

不安その2 コマセはアミコマセ、付け餌はオキアミだったのですが、前日?残りのオキアミがアミコマセに混ぜ込んであります。
敢えて混ぜるやり方もあるらしいですが、私はコマセのコントロールがしにくくなるので嫌いですし、最初からそういうコマセの出され方されたのは始めてでしたので、とっても不安になりました。カゴの調整(このカゴもぼろくてとっても調整しにくいカゴでしたが)を小粒のアミに合せればいいのか大粒のオキアミに合せればいいのかわかりません。

取りあえず下窓閉めて上窓からアミを出す感じに調整しましたが、当然のことながらオキアミは残ったまま上がってきます。では、と下窓からオキアミが出るぐらい空けるとアミコマセは途中で抜けてしまい、コマセの意味をなしません。

キンメ坊主でポテンシャル下がっているので、(まあ、どうでもいいか)的気分でコマセを打ち返します。
そうこうしている内にお隣さんにアタリ。上がって来たのは大アジでした。40センチぐらいありそうです。仲乗りさんのタモ入れで無事ゲット。船長もマイクで「いいアジだ」とアナウンスします。

ぽつぽつとまわりで上がり始めて来ました。大きなアジです。
アジは正直欲しくなかったのですが、キンメもダメ、メダイもダメ、アジすら釣れずじゃしょうがありません。お隣さんを観察して真似してみようとよく見ると、ハリスをスルスルと落していっています。マダイなどの長ハリスの投入方法です。

(やっぱり、) 多分短くて6m、長ければもう1ヒロ(1.5m)2ヒロ(3m)長いかも知れません。

船長に「ハリス4.5mでいいんですか?」と確認すると
船長「太さは?」
まるわ「4号」
船長「なら、いい」

ということです。
一応、棚もハリス長もハリスの太さも問題なさそうなのでコマセの振り方変えてみました。それまでは、底から 棚-ハリス分(つまり6m位)巻いてそこから2、3度に分けてコマセを撒き、棚で待つというオーソドックスなやりかたをしていたのですが、棚があっていて長ハリス有利ということは、コマセが流されれている可能性があります。

それで、棚デッドでコマセを振りそのまま待つというやりかたに変えてみました。すると2度目の打ち替えでやっとアタリを取ることが出来ました。ぐいぐい引くのでなんだろうと思いましたがこちらも大アジ、タモ入れてもらってゲット、40センチ級です。

この間に、船長が仕掛持ってきて「これ使ってみ」と仕掛を渡してくれました。
みると、イサキ仕掛と書いてありハリス3号6m3本針の2セット組です。
船長「アジ釣れればいいから」
まるわ「はあ」
船長「500円ね」
まるわ「後でいいですか」
船長「いいよ」
といって操舵室に戻っていきました。

ホントは、「いりません」って付き返したかったのですが、気が弱いたちなもので・・。
(その時の気分)
細ハリス、長ハリスも必要なら最初から教えてくれたらいいじゃねーか!
メダイ狙いでハリス4号5号って中途半端だなと思ったけど、一見客には無難なこと教えとけって事?大体キンメだってなんだよ、釣果情報がしばらくなくて怪しいと思ったけどホントは毎日こんな感じだったんだろ!

ホントは、そんな仕掛使わなくても俺っちの仕掛でバンバン釣ってみせるぜ!って自作仕掛で通したかったのですが、
日和見なもので・・。

即座に仕掛を交換しました。
でも交換してやっぱり後悔しました。わざわざ購入した仕掛、私の大嫌いなスプール巻きの仕掛でした。スプールに巻かれた市販の仕掛は解くとほぼ間違いなくハリスにコイル状のクセがついています。そしてこのコイルくせが手前祭りの大原因になりますし、水中での喰わない原因、糸からみの原因になります。大嫌い。
一生懸命しごいてクセを取って投入。

この当たりから地合だったのでしょうか。大アジがコンスタントに上がるようになりました。途中サバも掛かりましたが、アジの方が大きかったですね。



以前、この辺の別の船長から、
「昔は、内房でも州崎辺りではキンメが沢山釣れたんだけどね。
勝手自由に獲るだけ獲ったから、いなくなっちゃった。」
「この辺は資源保護してるから、魚はまだまだ濃いよ」
と、聞いたことがあります。

ホントかしら?

今回のプチ旅行、河津桜を愛でて、河津桜色のお魚さんと戯れる予定でいましたが、
春未だ来ず、魚もまた然り でした。

春来んと 行くも伊豆路は まだ浅き 鈍色の山 鈍色のいさな 

道具
キンメの部
 ロッド ゴクスペバージョンs 210-150
  リール BM4000 6号 500
 仕掛  幹糸ナイロン12号 エダスナイロン6号45センチ 枝間1.2
     針 ムツ16
 錘   250
 餌   アカイカ(10cm前後 船支給) サバ、ホタルイカ(持参)
メダイの部
 ロッド aグリップネライ210MH
  リール FM2000 5号 200
 仕掛  天秤 ビシ100号 クッション3mm 1m
     4号4.5m 下1.5mからエダス40cm マダイ10号2本針
 エサ コマセ アミ+オキアミ  餌 オキアミ大 (支給)



0 件のコメント:

コメントを投稿