2015年1月27日火曜日

今年はイカ修行の予感

今年はイカ修行の予感

船宿 江の島 でいとう丸
釣果 ヤリ7杯 スルメ4杯 マルイカ1杯

江の島方面に御用があり、その界隈で船宿をリサーチ。いろいろと迷いましたが江の島でいとう丸に決定、またイカ釣りに行くことにしました。

江の島周辺には、島入口の片瀬、鎌倉寄りの腰越、そして江の島の漁港がありますが江の島漁港の船宿は、でいとう丸一軒だけなんだとか。

予約の際、集合6時半出船7時と聞いていましたが、少し早目の5時半過ぎに到着。港脇の宿には明かりがついていて、中に入ると常連さんとおぼしき方々が既に到着して談笑していました。
座席ボードには、そのグループ4人が右艫から並びで入っているだけでしたので左艫を選びました。

でいとう丸さんの船長はロックンローラーでも名を馳せていて有名な方の様です。宿には普通船宿ではあまり見かけないギターが飾ってあります。そしてでいとう丸には、船長と並んで有名な方がいます。はなまるさんという猫。
はなまるさん、この日も宿にいらして私の相手をしてくれました。

6時半、船長が到着してみなさん三々五々受付を済ませ、港前に移動、船長を待って船に乗り込みます。
この日の客は8名、大型船なので片舷4名はゆったりノープロブレムでした。
洲崎から白浜方面は景気がいいみたいですが、ご当地相模湾はこのところ少し模様が悪いようで、客足がやや湿り気味なんでしょうか。沖で一緒だった僚船も皆凸凹でした。

そうそう、僚船といえば今日は沖でピンクの出で立ちで有名なイカ釣り師を見かけました。あの方、前の日もスルメ束釣り(100杯超え)していたようですが、この日もズラズラとイカを干してらっしゃいました。
イカ船の釣果で景気のいい数字はああいう上位1%クラブの方達が弾き出す数字ですから、庶民はそれに惑わされてはいけません。(アベノミクスみたい)

この日の釣果はイマイチでしたが、潮も素直だったようでお祭りもほとんどなくのんびりと楽しむことができました。

最初は、ここのところ少し模様のいいスルメ狙いということでしたので14センチ角直結をチョイスしました。事前に仕掛けは色々準備したほうがいいということでしだったので、スルメ用の18センチ角の直結仕掛けやブランコ仕掛けも用意していましたが、考えるところがあり試してみたくて14センチ角にしてみました。

最近ツノのサイズの意味に疑問が湧き色々試してみたくなったのです。
スルメは18センチ、ヤリは11センチといいますが、角を躍らせるテクニックのない私レベルの操作では角のサイズはあまり関係ないような気がしています。

実際、18センチの角にヤリイカも掛かって来ますし、11センチにスルメも喰ってきます。
棚の違いはあるみたいですが、スルメとヤリが混じることもあり、まあそういう二兎を追うスケベ根性もあって、14センチを試してみました。

この日は前半はスルメ狙いで200m-230m立ちで棚150-180mぐらいを狙い、後半ヤリ狙いは180m-200m立ちで底から10mぐらいでした。

で、1投目から来ました。棚の下まで落としてシャクリあげていくとグイッ。
スルメはここまでは大体出来るようになったのですが問題はここから。追い乗りと取り込み。
乗っちゃった!の追い乗りはありますが、乗せた!の追い乗りは未だ出来ていません。でもここは最初の1杯目、欲はかかずに即巻き上げします。
100m付近のグイグイをいなして、無事巻き上げ竿を立て仕掛けを握ります。

と、その瞬間重さが消えてしまいました。
またやっちゃった、取り込み際のバラシです。
嫌な展開でスタートでした。追い乗り訓練を考えていましたが、予定を変更して取り込み訓練となりました。

凪なので直結日和でしたが、ポツンポロポロ、ポツンポロポロ、という感じでバラシ多発です。
途中、取り込みの際に角がポキンと折れてしまいました。角の先のハリスを持っていたので事無きを得ましたが、ここで18センチ角に変更。大釣りした訳ではないのですが断言は出来ませんが、感触としては私レベルの腕では18センチも14センチもそれほどの差はない。ただし、特にスルメ直結の場合には角や仕掛けの強度を十分に担保することが必要というのが結論です。

それから、ポロポロ多発は少し巻き上げの速度が遅かったのかもしれません。
直結の場合、船のローリングと竿のしなりでの上下以上のスピードで巻き上げなければいけません。←これ後から気がつきました。少し慎重すぎたかもしれません。それと取り込みの際、仕掛けを握った一手目は大きく引かないと船の下揺れに対抗できません。と、何となくわかっただけでも収穫でした。


スルメが4杯を数えたところで、仕掛けを11センチブランコに替えてみました。スルメは塩辛用で十分と考えていたのと、「スルメの場所でもヤリイカもいるはず」仮説を検証したかったからです。
この日は船中もあまり盛り上がっていず、と同時にサバも回っていなかったのでやるなら今かな?という感じでした。

結論からいうと、この実験は失敗でした。ヤリイカが釣れなかったということもありますが、底から40-50m上の棚でスルメ狙っている時に底まで落としてヤリイカ狙うのは効率が悪いですね。この仮説検証は次回以降に持ち越しです。

そんなこんなでスルメの部が終了して、小移動の後ヤリイカの部がスタートしました。底は少し浅くなって150-180立ちぐらいで底を狙います。

仕掛けは先ほどの延長で11センチ角ブランコ8本仕掛。サバ対策用に4本仕掛けも用意しましたが、この日はサバは回っていなかったので角数多めでやってみました。直結仕掛けはスルメでもポロポロですからヤリイカでは封印です。

ヤリイカの部の本日課題は「アタリの確認」でした。前回萬栄丸で何となくわかったヤリイカのアタリをきちんと取れるようにすることです。やり方は(当たり前ですが)、竿先を小ヤリイカの微妙なアタリでも取れる位置まで上げて、竿先の動きを確認するということです。今までは見よう見まねでやっていたので良くわかりませんでした。というのも竿先のアタリは竿の作りや調子によって全く異なるからです。メタルトップなどの高級竿なら多分水平程度の加減でもアタリが出るのではないかと思います。そういう仕草を見てマネしてもアタリは取れませんね。自分が今使っている竿できちんとアタリを取ることが重要です。

因みにマイロッドは「がま船 tidestar ヤリイカ210」、今でも店頭に並んでいる安くはない竿です。(といっても、私はヤフオクでお値打ち入手でしたが)
ですので、先ずはこの竿できちんとアタリを取れるようになることが課題です。

で、結論ですが、その竿にあった位置できちんと確認すれば、船の揺れではないヤリイカの微妙なアタリを目で確認できるということがわかりました。
この日はヤリイカの部も数的にはパッとしませんでしたが、アタリの確認はほぼ完ぺきだったのではないかと思います。
というのも、当たってるかな?と思ってあげたらスカだったとか、アタリが無いと判断して、落とし直しを繰り返して「はい上げて」の船長合図で上げたら仕掛けに墨が付いていたとかイカゲソの切れ端が付いていたとかの、ヘタ丸出し挙動がこの日は全くなかったのです。

巻き上げ途中のバラしや、抜きあげの際のポロリは相変わらずですが、アタリがとれるようになった (かな?)というだけでも大分進歩したような気がします。

それと、誘い方。これも事前に「こうすればいいんじゃね?」仮説を立てて実践してみました。これについてはもう少し検証が必要なので次回まわしにしますが、「釣れた」ではない「釣った」感触を掴めたような気がします。
「ダンス-ステイ-お伺い、ダンス-ステイ-お伺い」

数は出ませんでしたが、200m底のマルチャンのアタリもとれましたし、お祈り(追い乗り)作戦も実践出来ましたので、満足な釣行でした。

港について船長にご挨拶して帰路につきましたが、常連さんたちは残って船長と一緒に船の掃除していました。
いい船ですね。


契りおきし 水辺の苫屋に まどろみぬ 夢路は飛鳥 斑鳩の里
(何のこっちゃ?)

帰ってから塩辛名人に頼んで、本場仕込みのスルメ塩辛作ってもらいました。
マルとヤリはお作りでいただきました。ヤリも美味しいですけど、食べ比べるとやっぱりマルかな。

今年はイカ修行の予感がします。

船宿情報↓
皆様御機嫌麗しゅう、船頭でございます(^^)本日前半スルメ後半ヤリイカ、双方いまいちでした。320杯でした、明日も出ますので、お暇な方は是非!

本日の道具
竿 がま船tidestarヤリイカ210  (夢人イカ直結150-150持ち込むが使わず)
リール フォースマスター3000 4号400m巻き
仕掛け 18センチ角8本直結 ハリス8号 角間1.5
 捨て糸5号2mぐらい?(気持ち長め)
    14センチ角8本直結 ハリス8号 角間1.5m 
捨て糸5号2mぐらい?(気持ち長め)
11センチ角8本ブランコ ハリス6号 角間1.2m
           エダス3号10cm 捨て糸5号1.5mぐらい
小道具 先糸12号ぐらい2mぐらい
    ヨリトリリング(浅草釣具オリジナル)
    オモリ 120号 
    中オモリ なし、10号、20号



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