2015年6月3日水曜日

湾フグ ドリル学習で極小白子

湾フグ ドリル学習で極小白子 

2015年5月31日
船宿 浦安 吉野屋
釣果 ショウサイフグ 7匹 キス 1匹   

船釣りで使う錘の重さは号数で表しますが、その号数はほぼその水深と等式の関係にあります。錘100号というと水深100m位、錘150号だとそれより深く150mぐらい、
400号だと400mぐらいということになります。反対に浅場では20号なら水深は20m未満、10号ならせいぜい10mぐらいといった具合です。勿論ビシ釣りやカモシ釣りなどといった水の抵抗を受け易い仕掛を使う場合や潮の流れの速いところでやる釣りはもっと重い錘になりますし、フカセ釣りやテンヤ釣りのように敢えて錘を軽くする釣り方もあります。

号数=水深m数、これって良く考えるとすごいことです。何がすごいかっていうと号というのは尺貫法で1匁(=3.75g)のことで、水深のm数は言わずと知れたメートル法の単位です。異なる単位系の数字が等式で結びつく n号=nメートル 何か統一理論的な匂いがします。
オイラーの等式 eiπ-1 並みですよ、これは。

閑話休題。

また湾フグ行ってきました。
腕が腕なので大釣りとかリベンジとかを狙った訳ではなく、何となくアタリのとり方がわかりかけて来たのでその確認というか、ドリル学習のためです。
それと、フグの白子が食べたくて・・・。

先週に引き続きの湾奥吉野屋のフグ船に乗ってきました。
出船は7時ですがその1時間前に船に乗り込み準備していると、ぞろぞろと釣人が集まって来て竿が林立し始めました。特段釣果が上がっている様子でもなく、前の日は夜八丈島沖プレートを震源とする大きな地震もありましたが、ファンはそんなこと関係なしですね。多分2艘出しと読んでいたのですが、フグ以上に人が集まったのがアジ。アジ船が2艘出しの上、待機船長が両船に仲乗りで乗ったようで人手不足、フグは結局片舷11人全部で22?23?人ぐらい
を乗せ仲乗りさん無しで出船しました。

混雑はしていましたが、目的はドリル、目標は白子が入っていれば1匹でいいと思っていましたので気分はそれほどブルーではありませんでした。

1時間と少し走って大貫沖に到着イカリ降ろして水深7mでスタート。
すぐ型は出たようですが、後が続かずしばらくして流し替え。
流し替えして暫くするとエサのエビが齧られ始めました。ここから集中です。
コッというアタリに合わせるとガッと来ました。型は小さいですが早い時間に本命見れてほっとしました。この流しで2匹追加して9時半ごろまでに3匹とゲストにキス1匹。
そう上手くいく訳はありませんが、この時点では(湾フグ、ツ抜け期待高まる、白子期待も高まる)と妄想していました。

ところが、「少し移動します」と宣言して移動して際スタートしたポイントは水深5m前後、ここから苦しみが続きます。船中ではポチリポチリと上がってはいますが、多勢に配当がまわるような状況にはありませんでした。
私はといえば、エサの齧りが全くなくなりました。

前回までは、タイム釣り中心だったのですが、あれやっていると集中力がどんどんなくなってきてそのうち眠くなってきます。
なので、今回は「ゼロテンションでアタリを待つ」作戦で通しました。
これでエサの齧りはほぼ察知できることができました。海のコンディションやフグの活性、サイズなど色々と条件はあると思いますが、全く見えなかったものが少し見えた感じです。

k船長のこの日の作戦は「出来るだけ浅場を狙う」だったと思います。何しろ船中20人超、お祭りサポート無し、朝のレクチャ聴講者ゾロゾロ(レクチャ聞く人の人数で釣人全体のレベリングしてるみたいです)でしたから。

この浅場作戦で結果がでればグッジョブだったのですが、結局盛り上がらずお昼過ぎに(多分)意を決して深場(といっても15mぐらいですが)に移動しました。
船が沢山見えましたので、多分この日のベスポジだったのだろうと思います。

ところが、潮が早くて底に着いた錘が反対舷方向にどんどん流されますのでゼロテンションを維持できません。エサの齧りはポチポチありますので、チャンスと判りましたがスカ。
(これも多分船長読みどおり)お祭りも多発するようになりました。
流し替えの間に予備に用意して持ってきた8号仕掛の錘を取り、増し錘で追加します。竿先の調子が少し変わりましたが、大分安定しました。15mですから15号前後です。

で、ここからまたポチリポチリと追加して7匹でタイムアップ。
型が小さかった(20cm前後)ので白子は望み薄、諦めていたのですが宿に戻って捌いてもらったら、2腹4個、1個5gぐらいの極小白子が付いていました。
塩振って焙って食べましたが、味わからないうちに喉を抜けていきました。





この日の船宿情報釣果は0-10匹ですから、自分的には善戦でした。
他船はもう少し良かったみたいですが、これは途中深場避けた結果なんだと思います。
まあ、しょうがないですね。

今回、もうひとつ工夫したことがあります。それはカットウ仕掛の喰わせ針の下カットウ針の上に、孫針みたいな針をつけてエビの先端部分に忍ばせます。
上手くいかなかったら即外しするつもりでしたが、案外うまくいったように思います。
仕掛けの絡みはほとんどありませんでしたし、その追加針に2回ほど掛かりました。
アタリの出かたも、より判り易かったような。

自作10号仕掛にチラシ孫針追加





船宿10号仕掛けにチラシ孫針追加+増オモリ8号




一応白子もゲットしましたし、湾フグは一旦終了、次回フグは師匠と太平洋でしょうか?
タコも始まったし、鯛も未練あるし、マルイカまだやってないし、アナゴもやってみたいし、・・・・・・・・。




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