2016年4月17日日曜日

すんごいクライマックス

波崎二度目のメヌケ仕立

2016/04/16 波崎 仁徳丸 メヌケ 


去年に続き、今年も行って来ましたよ、まるかつさんツアー、仁徳丸メヌケ仕立。
メヌケは深い海にいる魚で釣り上がると気圧の変化で体が膨れて浮かびあがってきます。そのメヌケが3つ4つと付くと、2kg近い錘もなんのその、ずらずらと海上に浮かびあがってきます。これを称して提灯行列というんだそうです。

去年まるかつさんとmikkaさんの提灯行列を目の当たりにして、アレやりたい!とひそかに狙っていました。


直前までお天気が心配でしたが、間近になるに従いどんどんと予報が良くなり、結局当日は薄す曇り空の凪絶好の釣り日和となりました。
集合は朝3時半、前の日はなかなか寝付けず、少し早目の0時出発して波崎に到着したのは1時間と少し前。3時を回ったあたりからみなさん集まり始め、まるかつさんも到着。
くじ引きで決まった釣り座は艫から2番目でした。
この日の参加者は8人。前の方4人は、専用のヘビータックルの方たちで後ろ側の4人はややライトなタックル(道糸 8号800m)での挑戦者です。

港を離れて、2時間弱走ってポイントに到着。真っ暗だった空も明るくなってきたところで船長から「そろそろ始めますから準備しておいてください」のアナウンス。

お祈りしてるんでしょうか?
この方が最後見せてくれました


本日の仕掛は5本針仕様。餌は自前のサバ、サンマ、イカの赤タンです。
スタートは下2本と上2本はサンマとサバの抱き合わせ、真ん中1本は赤タンとオレンジタコベイト半割を付けました。


餌は赤イカとオレンジタコベイトが良かったみたい
船べりの穴などは養生テープでシールします


投入は艫から順番に船長の合図に従って行います。5本針で糸も太目ですから磁石板を使えば投入はそれほど難しくはありませんが、針や糸がひっかかりそうな場所が船によってはいくつかあるので注意が必要です。
船縁の竿立て穴とか、足元の水が流れるパイプとか。こういうハザードは養生テープで全部目張りしたりして針や糸がひっかからないようにするといいです。
満留和は釣りはあまり上達していませんが、こういう事の工夫は上手になってきています。


船長の合図で次々に投入すると全員の道糸が平行に吹き流し状態で艫側に流れていきます。
去年これを最初に見たとき、ビビりましたが、今回はもう平気です。
着底も船長アナウンスの水深で止まることはなく、潮加減によっては100m以上も多く出ていきますが、これも去年は相当慌てましたが今回は余裕で待つことができました。

船長から捨て糸の長さは1m、錘が底切っていると絶対釣れないと教わりましたので、着底するまではとにかく糸は出しっぱなしです。

二流し目で、ユメカサゴが真ん中の針赤タンを咥えて上がってきました。
それで、一番下の針も赤タンに替えて投入。獲物の気配を感じたので糸を送って追い食いを狙いましたが、結局根掛かりしてしまいました。錘の重さがなくなったので合図を待たずに巻き上げしたらば、錘はなくなっていましたが、下針にドンコが掛かっていました。

2個目の錘で何度かやりとりしている間に、サンゴみたいな藻みたいなものが掛かったり、誰かに針を切られたり、ドンコがまた掛かったりと、本命には当たりませんでしたが、何となく感覚がつかめてきたような気がしました。

なのでそろそろかな~、なんて期待していたら何とホントに上がってきました。
堂々の2.5kg、納得の1匹です。

納得のサイズ

この時同時にすずきんさんがダブルでゲットしていましたので、時合到来!次は満留和もと欲欲モードに突入。

それまでのゲストも、本命も赤タン+オレンジタコベイトの針を咥えてきたので、5本針全部赤タンに替えて投入しました。
で、来たんです。多分本命だと思います。で、糸送ります。錘ロスト上等!ってな感じでした。
暫くして、かなり竿が入りウッシッシの気分で少し巻きあげ、予定どおり錘は切れた  つもりだったんですが、ノーテンション!上がってきた仕掛は道糸も先っぽの辺りで切れていました。
ア-ア

実は、釣行前の準備でリールの糸が少しささくれ立っているのが気になったのですが、そのまま持ってきてしまいました。ささくれ立っていたのはたかだか10mですから億劫がらずに始末しておけば、結果は違っていたかも知れません。

でも、まだまだチャンスはあるはずと、仕掛けを再度準備して赤イカを付けようとしたら、タッパーの中の赤イカも在庫切れ。
直近2回の釣行で使った残りを冷凍庫で再冷凍したものを、まだ入っているだろうと中身点検せずに持ってきてしまいました。
サバとサンマ付けて投入しましたが、何となくツキに見放されてしまった感じがしました。
予感通り、満留和はこの後沖ギスを1匹釣って終了でした。

でも、船上は大にぎわいでしたよ。
いいもの見せてもらいました。
船長が「後2回で上がっていきます」のコール後のラス前で、mikkaさんが2匹ですが提灯で上げてきました。この方去年も数釣っていて、この日も序盤の2枚と合わせて船中トップです。
凄いな~と思っていましたが、もっと凄い方がいました。
ラスト1投で、それまで船中ただ一人のおでこからいきなり5本提灯でトップに踊りでた方が。

遠目ですが赤いの4つ、もうひとつ海中にいます


「今年も提灯行列見せてください」と言っていたらホントに見せてもらいました。
まるかつさん持ってますね~。さすがとしかいいようがありません。

港に戻ってから、少しコツなどを聞かせてもらいました。
去年は右も左もわからない感じでしたが、その後深場の釣りも少しやってみて、その面白さもだんだんにわかってきたところです。なので今回もみなさんの釣り方なども含めてまた色々と参考になりました。

次はやるよ~、提灯行列!

まるかつさん、ありがとうございました。
みなさん、お疲れさまでした。

説明を追加


道具
竿 ゴクダイナミック 190-500
リール シマノ BM9000 8900m巻き(今回▲10m)
錘 500号 中錘50
電源 鉛バッテリー持参
仕掛け 幹糸30号 枝16号70cm 針 ムツ19号 枝間1.5
     サルカン 松葉サルカン 捨て糸12号1

 餌   サバ短冊15cm長 サンマ塩漬 20cm 赤タン+オレンジタコベイト
      自作シリコンゴムひらひら    


釣果
メヌケ 1匹 2.5kg
ユメカサゴ 1匹(小)
ドンコ 2匹
沖ギス 1匹

備忘録
・ささくれ立った道糸は事前にきちんと始末すること
・この釣りは錘ロストが前提。今回は2個ロスト。まるかつさんはもっとロストしたと言っていた。
(基本は底取りトントンだが、今日のような早潮で駆け上がり操船だとそれが難しいらしい)
安い錘探そう(鉛錘の最安値は1号2円 多分 鉄筋ならもう少し安いはず)
・餌はみなさんそれぞれ。ほとんどの方はタコベイトつけていた。自分的には赤イカかな?
途中1度だけライト(赤)付けたが、潮が速いと流れが気になるので、基本使わないがよさそう。





4 件のコメント:

  1. 今年もちゃんと本命ゲット!良かったですね。
    >こういう事の工夫は上手になってきています。
    この様な知識・スキルが実は釣りの技術だと思うのです。釣りそのものの技術だけではなく、仕掛け作りから美味しく食べるまで全てですよ。
    戻ってから根掛かりの話をしましたが、根掛かりしてしまった場合は捨糸を切って仕掛け回収は最後の手段で、できるだけ道糸を伸ばして仕掛けを底に置き続けるのが常套手段です。それで食って来る事も多いんですよ。
    上げてしまっては勝負になりませんからね。

    アコウにはピンクのタコベイト、次は黄色か緑です。覚えておいて。
    次回は是非提灯行列を達成しましょう!!

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    1. まるかつさん、ご教授ありがとうございます。
      ホントに深場の釣りは、仕掛準備から船上、海中、釣った魚の料理までいろんな知恵が沢山必要だとわかってきました。
      で、そういうのではまっていくんですよね。
      次のステップアップは掛枠投入。
      今年中にはチャレンジしたいと思っています。
      ピンクタコベイトはインプットしました。
      ありがとうございます。

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  2. こちらでは初めまして。
    って、当日も挨拶もろくにできませんで失礼いたしました。
    アタってからのPE切れは痛かったですね><
    しおどめさんと釣りに行かれているんですね、あかべーも是非お誘いくださいwww
    またよろしくお願いします。

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    1. 舳側エキスパートのみなさんをしっかり観察学習させていただきました。
      ブログの記事も参考になりました。ありがとうございます。
      近いうちに掛け枠投入チャレンジしたいと思っています。

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