2016年3月28日月曜日

本命とは違うけれど ^ ^ v

八幡様のご霊験にたすけられて

2016/03/26 小坪 太郎丸 アコウ五目 


今年は4月に大事なご法事の予定があり、それに合わせて鎌倉でお線香お買い求め&名勝散策しては如何?と、提案したのが先月2月の頭。
もちろんこちらの魂胆は承知の上で同意していただき、ではではとこちらは電話で予約を入れたら何とその時点で定員まで残り1名様だったみたいで、
おかみさん「左後ろから2番目になりますけどいいですか?」
相変わらずの人気船です、小坪太郎丸は。

その後、4月のまるかつさんアコウメヌケ仕立に混ぜてもらうことになって、その練習も兼ねて色々と実験してきました。

先ずは餌。
イカの短冊を食紅で染めた通称アカタン、ストックしていたサバとシコイワシ、それと業務用スーパーで見つけた冷凍サンマ。それと大型タコベイト。

サバは船宿支給餌ですが、キンメやムツを想定してでしょうか、長さは10cm前後。
去年仁徳丸のアコウメヌケ仕立に乗った時はみなさんもっと大振の餌付けていたので15~20cmにカットしたものを持参しました。イカもサンマもそのサイズに合わせて。
それから棚。
キンメやムツと違ってアコウは浮いてこず、底に沈む魚らしいので、底を意識して棚を合わせる事と胴つき針の下針はアコウ狙いの大型餌を付けることにしました。


下はイカタン、サンマ+タコベイト


さて当日は、5時ちょっと前に到着して、5時過ぎに開いた受付で支払いを済ませて船に乗り込みます。片舷それぞれ多分深場定員の8名が乗り込み、みなさんの準備が整ったところで出船、凪の海を沖の瀬に向けてゆっくり進めます。


沢山並んでいますが間隔は十分


1時間足らずで最初のポイントに到着。
本日の仕掛けは前回同様に10本針。風が強ければ、仕掛け枠投入も勉強してみようかな?と考えていましたが、この日は終日凪で船宿常備の磁石板投入で全く問題ありませんでした。

船常備の磁石板に針をセット



船長の合図で開始。太郎丸の深場ルールは船長の合図で左右舳(艫からの場合もあり)から順番に仕掛を下ろしていきます。道糸は基本フリーで流されるまま出していきますが、錘は250号でかなり深いところまで(この日の最深は450mぐらい)探るので途中からは糸フケが出ないように軽めのサミングと着底を見落とさないことが大事です。

この着底確認が出来ず、糸を出しすぎたり、逆に着底確認を怖がって底手前から落としを止めたりすると道糸の向きが他の人と変わってしまってお祭りの可能性が高くなるらしいです。

着底したら錘の底を切ってアタリを待ちます。この日は5mぐらい切れというのがほぼ終日の指示。
そして、アタリがあっても船長の巻き上げ指示まで我慢して追い食いを待ちます。
巻き上げは片舷(この日は右舷から)毎に一斉に巻き上げていきます。巻き上げ速度はシマノのbm9000でスピード10ぐらいでゆっくり目です。魚が付いていないからといって、早巻きは却ってまわりとのお祭りの可能性が増えるのでのんびりと巻き上げるのが吉のようです。

さて、投入して着底して船長指示は「5m上げて待つ」でしたが、2mぐらいで待つことにしました。
下の針にデカ餌つけてアコウ狙い(の、つもり)です。

一投目はスカ。
二投目もスカ。
三投にサバ一匹、餌取られ針2本。

で、四投目にキンメ一匹、この辺から船中も少し活気づいてきました。
が、後が中々続きません。


アタリはあるのですが、巻き上げてくると空針だけになっていたり、針がチモトで切られていたりが頻発して、お魚さんの顔が見られません。

一度、アタリがあって、少しずつ巻いてくると「おっ、またアタリ」、「おっ、またまたアタリ」の追い食いモードがあり、仲乗りさんが後ろで「あたってるね~」と応援コール。船長も見ていて、最後はタモ持って待機してくれていたんですが、お魚さんたちがどこかへいってしまっていました。

そんなことばかり続いて、12時までキンメ1匹とユメカサゴ1匹のみ。
船長が移動を告げて北上、帰路コースなので、諦め気分。

最後のポイントでの第一投目。気分は吹っ切れて、キンメ用無し、アコウ一本狙いと割り切って針数も6本に減らし、餌も再度持参の大き目に差し替えてみました。
棚も船長指示は5mですが、2mぐらい。もちろん起伏に対応して底取りは自分なりに丁寧にしたつもりです。

何度か底立ちしたところで、ゴンゴンとアタリが入りました。結構大き目の予感、ラストチャンスですから追い食い狙いよりも先ずこの1匹ということで少し高め10mぐらい糸を巻き上げて巻き上げ指示を待ちました。
アタリがあった最初は「やった!アコウ?」と思いましたが、結構頻繁にゴンゴン言ってきます。
巻き上げ指示が出てから、巻き上げの途中でもたびたびゴンゴン云ってきます。
なので、あ~、アコウならぬメダイか~と嬉しさ半分がっかり半分だったのですが・・・・・・。

仕掛け回収していくと下針についている魚、黒いはずが赤いじゃありませんか。
仲乗りさんにタモですくってもらったのは、


写真アングルが悪いのですがまな板の長さが45cm、
それより少し大きいサイズ






アカムツ~! ちょうど1kg。

この後、沖ギスを1匹追加して終了。





400mの深海から口が弱くてバレやすいといわれるアカムツが良くあがってきてくれたと思いました。
針の掛りどころが良かったのと、バレバレが頻発してからリールのドラグをかなりユルめにしたのが良かったのかも知れません。

この日は、天気は好天で昼からは暑いぐらいでしたが、うねりが少しあり竿の長さが少し足りないかな?という感じがしました。まあ贅沢は言ってられませんが。



それと前の日に、たまたま門仲に行く用事があり、あっ、そういえばと思い出したのがまるかつさんの新春ブログ。  験を担いで、私も参拝してきました。富岡八幡さま。

お守りもいただいてきました。 ちょっと針のサイズが控えめの方を。


ピンボケではありません
著作権尊重のコラージュです

これもよかったのかも知れません。




本命は釣れませんでしたが、餌の実験は色々確認できました。

そうそう、直前にシラス漁解禁と桜開花宣言が出てこちらも楽しみにしていたのですが、どちらもちょっと早かったようです。
新もの釜揚げシラス大量買い出しを目論んでいたのですが、今の時期は店に出るか出ないかかは当日の漁次第ということでした。

道具
竿 ゴクインフィニティ170-250
リール シマノ フォースマスター9000 8号900m巻き
電源 船電源
仕掛け 幹糸16号、20号 枝8号70cm 針 ムツ18号 枝間1.5
     サルカン 重めのもの
     錘 250号  中錘20号

 餌   サバ短冊10cm長 (船宿支給)
      サバ 塩イワシ 赤タン 長さ15cm タコベイトロングサイズ赤・黒(持ち込み)    


釣果
アカムツ 1匹(大)
キンメ  1匹(小)
ユメカサゴ 1匹(小)
沖ギス 1匹
ごまさば 1匹


備忘録

・深場の餌は先ず、餌持ちが一番かな?その意味でサバとイカが本命。
 サンマは餌持ちの工夫が必要。
 イワシは針を目から刺して頭に抜くとハズれにくい。ただし、大物狙いにはちょっとサイズ不足か?
・中錘は途中から使用した。違いは不明。
・ウネリがある時はドラグ調整忘れずに。
・竿は柔め長めがいいな。




2 件のコメント:

  1. いいアカムツですね~アカムツは、白身のオオトロと言われて
    いますが、マグロより美味だと思います。
    いいなぁ~
    4月1日から、毎日若い元気でしかもかわいい(私から
    すればみんな可愛い若者に見えます(^_^.))若人に囲まれ、正直
    体力的にヘロヘロで、とても出漁する気になれません。
    またよろしくお願い致します。

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    1. しおどめさん、アカムツたっぷりと堪能しました。あれ食べるとはまっちゃいますね。
      年季が明けたら、またお願いします。
      ゴールデンウウィークいかがですか?

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